630 国際的ながん研究機関の報告ではアルコール飲料の摂取により、乳がん発症リスクが高くなることはほぼ確実、とされています。 リスクとは、危険性、つまり乳がんへのなりやすさということなので、お酒を飲むと乳がんになりやすくなる、ということです。これは日本人を対象とした研究でも報告されています。このグラフは日本人約16万人を対象とした飲酒と閉経前乳がんの発症リスクをみた研究の結果です。 飲酒頻度でいうと、お酒を全く飲まない人を基準とした場合、ほぼ毎日飲むひとは1.37倍乳がんにかかりやすくなり、飲酒量でいうと、エタノールの1日摂取量が0gの人を基準にした場合、23g以上では1.74倍乳がんにかかりやすくなるということが報告されています。また、飲酒の頻度が増すほど、飲酒量が増えるほど、乳がん発症リスクは上がるという傾向がありました。 匿名さん2024/11/27 17:24
631 飲酒と乳がんリスクの関連は、動物実験や、主に欧米の疫学研究で、すでに数多く発表され、国際的な評価では飲酒が乳がんリスクを高めるのは確実とされています。 生物学的機序として、お酒に含まれているエタノールが分解されてできるアセトアルデヒドがもつ発がん性、アセトアルデヒドによるDNA合成・修復に必要とされている葉酸の破壊、また、アルコールによる乳がんリスク要因である女性ホルモンなどへ影響、などの可能性があげられます 匿名さん2024/11/27 17:321