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眠れなくなる位の怖い話

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しよう

269

自分が墓穴を掘ったことを理解して、
男は黙った。

「…数日も一緒にいるんだから、
ソイツが何をしてどんなヤツに追われているかぐらいは
知っていてもおかしくないだろ?」

だが、男はビラ刷りの会社の社員だったから、
もっと細かい内情を知ってしまっていた。
それの罪悪感から黙ってしまったのだ。

「まあいいや、おい」

甲高い声のアニキは近くにいた子分たちに声を掛けて、
何やら準備し始めた。
そいつらはゴロゴロ何かを転がして、
ゴリラの近くにそれを置いた。

ドラム缶だ。

「まさかこいつら、
ゴリラをコンクリート詰めにでもするのか」

と男はお気楽なことを考えていた。
コンクリート詰めで済むのなら良かったのだが…。

270

>>262

emj字は憲法いい犯☆

271

子分たちはゴリラをドラム缶に4人がかりで入れた。
ゴリラは全く抵抗をしないで、
すんなりドラム缶に入れられてたように見えた。
アイツにできることはうーうー唸るだけだった。

「いいこと教えてやるよ、
お前が捕まったのはコイツのせいだ。
デリヘル頼んだんだよ。笑えるだろ? 
自分から俺たちに場所を知らせてくれたんだわ」

男はゴリラの厚かましさに呆れると同時に、
無用心さに腹が立った。
(逃げている最中に何てことしやがるんだ)

「あんな端金はもういい。
コイツには落とし前をつけてもらう。
俺たちをおちょくりやがったってことが大問題なんだ。
俺たちはなめられたら終わりなんだよ。
なあ、おい。
お前がどこの誰かなんてことはどうでもいいんだ。
コイツと一緒に俺たちをコケにしたのかどうか、
それが聞きてえんだよ。
お前がウチの事務所から
金をパクってないってどうやって証明するんだ?
これからお前はコイツとしばらくいてもらう。
その後にもう一度だけ質問する。
いいか?
どれくらい掛かるかわからねえけど、
しっかり考えろよ?
まあ個人的には同情するぜ」

272

アニキは甲高い声で一気にそうまくし立てると、
傍らの子分に声を掛けてそこから出て行った。
男はこれから始まることへの不安から、
震えが止まらなくなっていた。
恐怖に心の底から震えてしまっていた。

男は無理矢理椅子に座らされ、
例のビニール紐でグルグル巻きにされた。
そのまま二人の子分に椅子ごと抱え上げられ、
ゴリラが入っているドラム缶の前に置かれた。
ゴリラの顔の前から、
50cmくらいしか離れていなかった。

ゴリラはうーうー唸ってた。
男も最早抵抗する気は起きなかった。
ただ早く開放されることだけを祈っていた。

五人の子分たちが、
自分の周りで何やら作業をしている。
いかにもな風貌の男たちは、
嫌々動いているように見えたのは気のせいじゃない。

273

やがて、ゴリラがいるドラム缶の中に
太いホースが突っ込まれた。
ホースはちょうどコー○の500mlの缶ぐらいの太さで、
間抜けにも男は、
「ああやっぱりコンクリートか」と思っていた。

そのホースの先は妙な容器に繋がっていた。
男たちの身長くらいある足の長いキャスターの上にある、
服とか小物を入れる大きなプラスチック製の
収納ケースのような容器に繋がれている。

「おい何だよ、何すんだよ」

男はつま先からつむじまで震えていた。

作業が終わったのか、
最終チェックらしきものを終えた子分たちは
こっちに目線を向けた。
そして意外なことを言った。

「おい、きつかったら目を閉じてろよ。頑張れ」

一体何が始まるのか、
何でそんな優しい言葉をかけるのか分からなかった。

ドラム缶のゴリラ。
その目の前にいる自分。

「じゃあ俺たち行くわ、頑張れよ」
と言って子分たちはそのキャスターに付いていた
レバーを引いてそそくさと出て行った。

274

続きは?

275

いやー続きを読まないとネムレナイ〜(;o;)

続きをプリーズ!

276

わかったよ(^_^)

いくよ〜

277

276さん、ありがとう〜♪
このスレ見つけてから、毎晩夜中になると見るのが日課に…(笑)

278

ここがどこなのか、
あの容器が何なのかを自分たちは知らない。

ボトッと、コンクリートにしては固い音がした。
その塊が落ちてきたのを皮切りに、
ざざざざざざっ、と流れるように
何かが容器から落ちてきた。

ゴリラはうーうー唸るのをやめ、
今度はぎゃあぎゃあ叫びながら、
身をよじるのに必死になっていた。

最初はホースがドラム缶の中に突っ込まれていて、
何が中を満たしているのか分からなかった。
だがすぐにドラム缶が一杯になり、
その正体が分かった。

蟹だ。

こぶし大から、小指の爪くらいのサイズの蟹が、
ゴリラの入っているドラム缶を溢れんばかりに満たした。
何でこんなことをするのか最初は分からなかった。

だが、しばらく身をよじっていたゴリラが
咆哮にも似た叫び声を上げ始めた時に、
男は目の前で本当に50cmくらいの目の前で、
その恐ろしさの意味を知った。

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