011
「日本に二度と負けない」と…
朴槿恵元大統領も朴正煕の娘であることから日韓関係に対して、就任時は周りからは大きな期待をされていた。
そんな朴氏は職務をする姿勢が見られないことから「孤独の大統領」「古株議員の操り人形」と揶揄されたが、そうした中で、電撃的に「慰安婦合意」を発表。そこから日韓関係は、民間ベースでも良好な関係が作られていった。
そのままいけばよかったのだが、朴氏は政権中枢での“孤独”ゆえに、頼った親友崔順実(チェ・スンシル)の所業で任期を満了できず、退陣へと追いやられた。
そんな退陣を先頭をきって声高に叫んでいたのが文在寅なのだ。
言うまでもなく、その後、文在寅政権が誕生し、日韓関係は「歴史上最悪」と言われるまでに悪化していった。
もし朴政権がもう少し続いていれば、もっと違った“歴史”になっていたかもしれないが、そんなことを考える隙も与えないほどに文在寅政権は「日本に二度と負けない」と叫び、反日不買ムーブメントを煽り続けた。
012
日韓関係は「変わる」のか…?
そんな文政権の所業に嫌気を差した日本は、文在寅政権に代わって誕生した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に関してもいまだ慎重な姿勢を崩さない。
尹錫悦政権発足後、韓国は無茶苦茶になっている米韓、日韓関係修復のため文在寅氏が勝手に配置をやめたTHAADの再配置を決め、2019年の徴用裁判の結審の出る前の約6ヵ月、日本からの提案をすべて無視しほったらかしていた文政権の徴用問題にも積極的に取り組んでいる。
尹錫悦政権はどの歴代政権より日韓問題修復に力を入れていることは、いまのところ間違いのない事実だろう。
大統領選の時、対北係で「国民の力」の選挙運動に尽力していた脱北者の先生が「今回の尹錫悦は内部で、事ある事に日韓問題を取り上げていた。その口ぶりからしても大統領就任後の行動には日韓問題に対する覚悟が見える」と我々に知らせてくれた。
その姿勢については日本も認めているだろうが、いままでの日韓の歴史を考えれば、すぐに「関係改善へ」と手を差し出す気になれないのも理解できるものだ。
013
「在日3世」の私が経験してきたこと
そんな日韓関係について、日本ではもともと関心が薄かったと思う。
90年代当時までも、我々の話を聞く日本人は少なかった。もちろん、日韓の現状についていろいろ訴えていた在日も少なくないが、日本人はほとんど関心を持っていなかった。それは日本の国政議員も同じで、在日の話す経験からの真実は与太話の様に受け止められていたように感じる。
その結果、日本に長く住み、日本を愛する「在日3世」で私から見ても、日本は韓国、北朝鮮に軽く足あわれているように感じることがあった。
その原因は国民の興味の希薄さと「モノを言えない日本」にあったと思うのだ。
でも、これからは少し期待ができる。日本はもう韓国の勝手にさせてばかりではいけないとばかりに行動し始めている。
014
「日本、謝罪、謝罪、謝罪」の“意味”
日本人はほとんど知らないと思うが、韓国の右派ネットニュースで「日本、謝罪、謝罪、謝罪」という番組があった。
内容は2019年当時、反日、不買運動の最中、日本の謝罪回数を取り上げて、「(韓国では)日本が謝罪がないと言う方がいますが、日本はこれだけ謝罪してます。これでも、誠意がないと受け止めますか?」としながら、65年基本条約以降に日本が韓国に手を差し伸べた歴史についてしっかり解説していた。
こうして正しい情報が韓国でも少しずつではあるが広がっていく中で、韓国内の日本に対する見方も筆者の実感的にも変わりつつあると思う。韓国では「日本を超えた」などと語り、すぐに日本を比較したがる者も少なくないが、それだけ日本への関心が高いことへの裏返しでもある。
尹錫悦政権下で、徴用問題について国民の理解を求め、自国解決できれば、日本との関係はさらに良好なものへと変わっていくだろう。
そして、民間ベースで行き来する両国関の良好な関係構築はさらに進むだろう。
015
「真の日韓関係」のために
文在寅政権下の反日色は、確実に民間レベルでは変わりつつある。
そのことを理解したうえで、今後、日本は決して妥協せず対等な言い分をしっかり伝え付き合うべきと筆者は思う。
それが真に日韓関係にとっていい結果をもたらすと思うのだ。
016
【ひろゆきが呆れる】「話せばわかると信じるバカ」の残念な特徴
ひろゆき - 昨日 6:00
SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の最新刊『99%はバイアス』では、「ブレイクの秘訣」を明かし、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語った。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)
「わかりあえる」というバイアス
「話せばわかる」という言葉があります。
あなたは、これを信じるでしょうか?
僕の答えは、「NO」です。話せばわかる人もいるが、そうでない人のほうが多い。
そのワケについて、ここでは語りましょう。
017
会話には「抽象度」がある
人の頭のよさは、「抽象的な会話ができるかどうか」によってわかります。
その最たるものが「数学」ですね。
どんな人でも、数学のレベルが上がっていくにつれて、「ここから先はわからない!」という壁が現れます。
そこが、あなたが理解できる抽象度の限界です。
数学がわからなくても日常生活で困ることはありません。しかし、会話の中の抽象度には差が出てしまうのです。
018
「たとえ話」で腹を立てるバカ
頭の悪いバカな人の特徴は、「話せばわかる」ということを信じていることです。
ゆっくり順序立てて説明をすれば、相手が100%理解してくれると思い込んでいます。
しかし、そうはいきません。
ここにバイアスが生じているのです。
人は理解できる「抽象度」に壁があり、それを超えることができなければ、「相手の言っていることがわからない」というままで終わってしまいます。
よく多いのが、「具体例」や「たとえ話」に引っ張られすぎる人です。
「もしもあなたがホームレスだったら……」という言い方をすると、「ホームレスをバカにしている!」と、単語に反応するような人がいます。
こういう人とは、残念ながら会話は成立しません。ツイッターでの反応を見ていると、こうした理解力しかない人が一定数いることがわかりますよね。
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「話せばわかる」を手放そう
子どもの頃だったら、「なんでこれが伝わらないの?」と、イライラして泣いたりするようなことがあるでしょう。
しかし、大人同士なら、別に理解してもらったり握手して仲直りしたりする必要はありません。
「ああ、あの人には理解されなかったな」と確認するだけでいいのです。
それを許容できるようになりましょう。そのためには「話せばわかる」というバイアスを持ってしまっていることに気づくことです。
そういった多くの「思い込み(バイアス)」の詳しい取り除き方は、『99%はバイアス』という本に書きましたので、ぜひチェックしてみてください。
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本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『99%はバイアス』『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。
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