米国の日本人医師「今の東京は2週間前のニューヨークと似てる」
新型コロナウイルスの感染者が急増する米ニューヨーク州では5日、感染者が12万人を突破し、死者も4000人を超えた。
ニューヨーク市内の大学病院で対応にあたる米国日本人医師会長の柳澤貴裕医師(52)=写真=に過酷を極める最前線の現状などを聞いた。
――入院患者の状況は。
「大学が運営するニューヨークの8病院で、3月17日に25人だった入院患者は、27日に1000人を突破、4月3日には約1800人と急増。
集中治療室(ICU)にも約330人が入院している。入院が必要な症状の重い人がそれだけ多いということだ」
――医療崩壊の懸念は。
「勤務している病院では、急を要さない患者の手術や検査は可能な限り延期する緊急体制をとっており、人工呼吸器やマスクなどが不足する事態にはなっていないが、
患者の増加ペースがこのまま続けば厳しい状況になるだろう。市内の他の病院の中には、医療システムがパンク状態に陥っている所もあると聞く」
ニューヨーク市内の大学病院で対応にあたる米国日本人医師会長の柳澤貴裕医師(52)=写真=に過酷を極める最前線の現状などを聞いた。
――入院患者の状況は。
「大学が運営するニューヨークの8病院で、3月17日に25人だった入院患者は、27日に1000人を突破、4月3日には約1800人と急増。
集中治療室(ICU)にも約330人が入院している。入院が必要な症状の重い人がそれだけ多いということだ」
――医療崩壊の懸念は。
「勤務している病院では、急を要さない患者の手術や検査は可能な限り延期する緊急体制をとっており、人工呼吸器やマスクなどが不足する事態にはなっていないが、
患者の増加ペースがこのまま続けば厳しい状況になるだろう。市内の他の病院の中には、医療システムがパンク状態に陥っている所もあると聞く」