ワクチン追加接種が秋に開始 しかし新変異種「ピロラ」出現
専門家からは、秋ごろにXBB対応ワクチンが使用できるようになるまで、追加接種は待つべきだという声も上がる。
米ハーバード大学のブリガム・アンド・ウイメンズ病院で感染症部門の臨床部長を務めるポール・サックスは米紙ニューヨーク・タイムズの取材に、追加接種を検討している大半の人にとって「待つほうが理にかなっている」との考えを示している。
現行の追加接用2価ワクチンがターゲットとするBA.4とBA.5は米国でかつて主流だったが、現在は合計でも感染者全体の1%に満たない。また、CDCが1月に行った調査研究によると、この2価ワクチンのXBBとXBB.1.5に対する防御効果は大半の成人で約50%、65歳以上では約3分の1にとどまった。
世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルスの新たな変異株「BA.2.86(通称ピロラ)」を「監視下の変異株(VUM)」に指定。BA.2.86が「多数の変異をもつ」点に注目した。CDCも同日、この変異株を監視対象にしたことを明らかにしている。これまでに米国のほか、デンマークやイスラエルで見つかっているという。
米ハーバード大学のブリガム・アンド・ウイメンズ病院で感染症部門の臨床部長を務めるポール・サックスは米紙ニューヨーク・タイムズの取材に、追加接種を検討している大半の人にとって「待つほうが理にかなっている」との考えを示している。
現行の追加接用2価ワクチンがターゲットとするBA.4とBA.5は米国でかつて主流だったが、現在は合計でも感染者全体の1%に満たない。また、CDCが1月に行った調査研究によると、この2価ワクチンのXBBとXBB.1.5に対する防御効果は大半の成人で約50%、65歳以上では約3分の1にとどまった。
世界保健機関(WHO)は17日、新型コロナウイルスの新たな変異株「BA.2.86(通称ピロラ)」を「監視下の変異株(VUM)」に指定。BA.2.86が「多数の変異をもつ」点に注目した。CDCも同日、この変異株を監視対象にしたことを明らかにしている。これまでに米国のほか、デンマークやイスラエルで見つかっているという。