モデルナ社赤字5,000億超 ワクチン接種減少が原因
【ニューヨーク=吉田圭織】米製薬モデルナが2日発表した2023年7〜9月期決算は、最終損益が36億3000万ドル(約5400億円)の赤字(前年同期は10億4300万ドルの黒字)だった。新型コロナウイルスのワクチンの販売減速で、2四半期連続の赤字となった。
同社の唯一の製品である新型コロナワクチンの需要が減った影響で、7〜9月期の売上高は18億3100万ドルと前年同期比46%減った。ワクチンの販売不振で13億ドルの在庫評価損を計上したほか、生産能力の縮小に伴う費用も重荷となった。
9月から新型コロナの派生型「XBB.1.5」に対応する新しいワクチン接種が始まったが、大半の人は11〜12月に接種すると予想している。モデルナのコロナワクチンの米国市場のシェアは22年の36%から足元で45%に増えた。
同社の唯一の製品である新型コロナワクチンの需要が減った影響で、7〜9月期の売上高は18億3100万ドルと前年同期比46%減った。ワクチンの販売不振で13億ドルの在庫評価損を計上したほか、生産能力の縮小に伴う費用も重荷となった。
9月から新型コロナの派生型「XBB.1.5」に対応する新しいワクチン接種が始まったが、大半の人は11〜12月に接種すると予想している。モデルナのコロナワクチンの米国市場のシェアは22年の36%から足元で45%に増えた。