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渋谷スマイル【嬢専用】-6
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女 歓迎 相談
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哀れな男だな君もさ。
そんなザコみたいな生き方をしてて君は楽しいのか?
君は僕を持ち上げたいのか?
それとも本当のバカなのか?
前者ならまだ救いようがある。
後者なら今のところ救いようがない。
何がそんなに気に食わなかったか?
何が一番気に食わなかったか?
悔しかったらまずそれを克服しろ。
君に足りないのは、男らしさ。
君にあるのは、女々しさ。
それを変えない限り、君には誰も付いていかない。
君は追う側で、僕は追われる側。
君が僕より凄い人間にならない限り、この関係は永遠に変わらない。
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昔から僕にまとわりつくヤツは一杯いた。
昔から僕の周りをウロチョロするヤツは一杯いた。
彼もその一人だった。
彼とは小学校の6年間と中学校の3年間ずっと同じ学校だったが、同じクラスになったことは一度もなかった。
だけど、部活が一緒だったので、付き合いはあった。
僕は小学校はサッカー部で、中学校は野球部だった。
僕はエースでキャプテンで、彼は3軍の補欠だった。
普通に考えて、僕らが対等に付き合うことはない。
彼はいつも僕の周りをウロチョロウロチョロしていた。
放課に僕がグラウンドを走っていると、彼はその後をチョロチョロしながら追いかけてきた。
練習の休憩時間になると彼はいつもUNOをやろうと誘ってきた。
僕はお茶をくれたらやってやってもいいよと言った。
彼はお茶をあげるからUNOをやろうと言った。
彼はいつも喜んで僕に自分のお茶を差し出した。
だから、僕は彼の相手をしてやった。
今思うと、彼はきっと僕と友達になりたかったんだろうなと思う。
だけど、僕は中学2年の秋くらいから、友達は作らなくなった。
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高校2年の秋、彼は白血病(血液のがん)で亡くなった。
親から同級生の誰々君が亡くなったと知らせを聞いた。
今夜お通夜だから言ってあげたら、と。
行く理由はあるが、別に行かない理由もない。
僕は行くことにした。僕は高校の制服を着たまま通夜の会場に向かった。
会場に着くと、既に小学校の同級生や中学校の同級生が200人以上は集まっていた。
会場の周りはがやがやとても騒がしい。僕はこの時点で何か違和感を感じた。
やっぱり来なきゃ良かったなと思った。
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会場は通夜というよりも、同窓会の集まり状態になっていた。
同級生の一人の人が亡くなっているにも関わらず、彼らや彼女たちは笑顔で久しぶりに再会した友人たちとのおしゃべりに夢中になっていた。
ご親族の方を除いては、悲しみに浸ってる人は一人もいなかった。一人だけ泣いてる人がいた。小学校のとき、彼の担任だった先生だ。その先生は彼を良く叱っていた。
僕の担任の先生も来ていた。僕は軽く会釈をした。だけど、先生はもう僕らのことを𠮟ってくれなかった。昔なら、人の亡くなった通夜でこんなに騒いでたら先生なら必ず𠮟ってくれたはずだ。
だけど、先生はもう僕たちには関わりたくないようだった。
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彼の兄貴が物凄い憎悪に満ちた顔で僕らの近くにやってきて吐いた言葉がずっと脳裏に焼きついて忘れられない。
『こいつら、マジで殺してやりてえ』
彼の兄貴の言葉は物凄い怒りと憎しみに溢れていた。
僕は兄貴に申し訳ない思いで、一人で棺桶の中に入った彼の顔を見に行った。彼はとても真っ白で綺麗な死に顔をしていた。少しだけ微笑んでいた。
人はあの世に逝く瞬間に、何を思うのだろうと考えた。
彼はきっと逝く瞬間に、恐怖も、苦しみも、憎しみもなく、あの世に逝けたんだなと思ったら、少しだけ肩の荷が下りた。
僕はそのまま同級生と会話を交わすことなく、一人で帰宅した。
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人間はとても残酷だし、冷たい生き物だなとつくづく思う。
人が人をマジで殺してやりたいっていうのがどういう気持ちかって考えたことある?
自分が死んだときに、友人たちが自分の通夜や葬式にどんな顔をしてやってくるかって考えたことある?
自分の通夜で友人には笑っていて欲しいか。それとも泣いていて欲しいか。あるいは余裕の顔でいて欲しいか。
もしもあのとき、棺桶に入っていたのが彼でなく僕だったら、彼らがどんな顔をしたかはとても興味がある。
だけど、正直なところ、それを知るのはとても怖い。
もしも、通夜で同級生がみんな笑いながらおしゃべりをしていたら。
僕の親も姉もきっと怒らないはず。だけど、心の中ではきっと悲しむだろうな。
この子は誰にも愛されていなかったんだと。誰も友達がいなかったのだと。
親や姉にそんなみじめな思いはさせたくない。
だから、僕は何があっても死ぬわけにはいかない。
何があっても最後の最後まで生き残らなければならない。
全員の死をこの目で見届けるまで。
僕は何があっても生き残る。
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