ちなみに、なつみちゃんが好きな人はこの人。
藤波君。
　　　

　　

みんな若い頃は顔がキリっとしてるし、いい体してるね。
おじさんになると顔がだんだん丸くなるし、体も丸みを帯びてくる。
いろんな意味で丸くなるのはおじさんの特徴とも言える。

やっぱり名前ってのが物凄く重要でさ。
その人の個性を最も良く表す。
だから、僕は名前で人を見る。
親がどんな思いでその人にその名前を付けたのかってもいろいろと考えちゃうわけ。
親の愛情がその人の名前にも良く表れるから。
だから、その人の愛情深さもその人の名前を見ればだいたい分かってくる。
僕の名前は親が付けた名前じゃないんだよね。
親父が物凄く有名な人に100万円を払ってどうしても名前を付けて欲しいとお願いして付けてもらったらしい。
僕は昔、自分の子の名前をたった100万円で他人に付けさせるなんていったい何て親だ？って親父を見下したことがある。おまえは自分の子の名前すらも自分で付けられないのか？って親父を見下したわけです。
だけど、今は親父に感謝している。
親父は親父なりに良く考えてその人に名前を付けてもらった方が良いと思ったんだろうし、実際、僕はとてもいい名前だ。とても男らしくてカッコいい名前だ。僕のイメージにぴったりだ、と良く褒められる。
僕は自分の名前が好きだ。
それは自分を好きになるということであり、自分の名前に恥じない生き方をするという意味だ。

君たちに足りないモノはおそらく羞恥心。
これとても大事っすよ。
なつみちゃんは『かわいい』『なんでそんなに可愛いの？』と聞くと、いつも顔を真っ赤にして『可愛くない』って怒ってあっちを向いてしまう。
僕はそんななつみちゃんのことがとても愛おしい。
愛おしくて仕方ない。
僕はそんななつみちゃんを見ていると、いつも胸がキューっと締め付けられるように苦しくて仕方ない。
大事なのは心です。結局、人と人ですから。
人と人とが愛を育み、信頼を築き、お互いを尊重し合うためには、何より心が大事だなと思います。
僕はなつみちゃんと出会い、それを学んだ。
それは僕がずっと昔に忘れてしまっていたモノであり、僕に一番足りなかったモノであり、僕が一番欲しかったモノ。
僕はなつみちゃんと出会い、それを取り戻せた。
人に戻れた。僕が自分が一番好きだった頃の自分に戻れた。

プロは夢を売り、愚か者は夢を買う。

風俗に行く男って、ホントにどうしようもないバカばっかりだなってつくづく思うよね。
思うよね？
思わないとダメだよ。
だけど、たかが2万円で女の子にこんな王子様のような特別な扱いを受けたら、男は誰だって頭がおかしくなるし、全員風俗に行きたくなりますよ。
高潔な男以外はね。
高潔でない男をあまり甘やかしたらダメです。
高潔でない男は甘やかすと、どんどん人間的に腐っていくだけなので。

サービス業に限らずですが、うまく金を稼いでる人というのは夢を売ってる人たちばかりです。
世の中を見ても分かるとおり、普通の人よりもうまいこと金儲けをしてる人というのは大半が笑顔で人に夢を売ってる人たちばかりだと気が付くでしょう。
あくまでお金を稼ぐことが目的とした場合、自分よりも愚かな人間に夢を売って稼ぐのは一番手っ取り早い方法です。
だけど、人としてみた場合、彼らが本当に高潔に稼いでるか？といえば、ほとんどの場合、答えはノーでしょう。
それでも、犯罪をしたり、人を地獄に叩き落して稼ぐヤクザよりはよっぽどマシだとあなたは言うかもしれない。
けれども、表向きにはいつも笑顔でも、裏ではヤクザと同じように悪いことをやって稼いでる人が多いのもまた事実なのです。

ここでひとつの疑問が湧く。『金を稼げれば、どんなやり方でもいいのか？』という疑問です。
これは人が人として生きていく上で必ずぶつかる大きな命題です。
決して避けては通れない道です。避けてはいけないのです。
例えば、脳外科の医師と、歌舞伎町のホストを同じように扱っても良いのか？という疑問です。
彼らは同じように大金を稼ぐかもしれない。だけど、やってることは全く違う。
世の中の本当に役に立っている人や、世の中を本当に変えてきた人たちというのは、夢とは程遠い世界にいる人たちばかりだと気が付くでしょう。彼らの生活というのは、夢なんかとは程遠くて、笑顔なんかとは程遠い、どこまでも現実的で汗と涙がにじむような世界です。
決して彼らとそれ以外の人たちを同列に扱ってはいけないのです。
もしも同列に扱うなら、僕はもはや人間などはこれっぽちも信用しない。

世の中には二種類の男がいる。

高潔な男と、高潔でない男だ。

世の中にはやはり二種類の男がいる。

甘やかしてもいい男と、甘やかしたらダメな男だ。

甘やかしてもいい男というのは、高潔な男の方だ。

だけど、高潔な男なら、甘やかされることは拒むだろう。

結局、男は甘やかさない方が良いということになる。

迷ったら、甘やかさない方を選択してください。

その男を大切に思うのなら、どうか甘やかさないであげてください。

みんなこうやって女の子を口説いてるんだね。