2016 函館2歳ステークス(G3)
3、6三連複二頭軸 2、14、15 三千円づつ
厩舎の動きから読む今年の２歳戦の傾向
大きな視点を持つためにこれまでの２歳戦における厩舎別の出走回数を確認。 ここまで２歳戦は６７戦消化し７５１頭（重複含む）が出走しました。
＜出走回数上位厩舎＞
１位 坂口則 17回（全国177位）
２位 西村 15回（全国 44位）
３位 竹内 13回（全国152位）
３位 森 13回（全国 86位）
３位 目野 13回（全国116位）
６位 和田道 12回（全国109位）
７位 萱野 11回（全国162位）
８位 小野 10回（全国133位）
８位 佐藤吉 10回（全国171位）
８位 根本 10回（全国182位）
８位 石毛 10回（全国183位）
８位 土田 10回（全国125位）
大きな視点を持つためにこれまでの２歳戦における厩舎別の出走回数を確認。 ここまで２歳戦は６７戦消化し７５１頭（重複含む）が出走しました。
＜出走回数上位厩舎＞
１位 坂口則 17回（全国177位）
２位 西村 15回（全国 44位）
３位 竹内 13回（全国152位）
３位 森 13回（全国 86位）
３位 目野 13回（全国116位）
６位 和田道 12回（全国109位）
７位 萱野 11回（全国162位）
８位 小野 10回（全国133位）
８位 佐藤吉 10回（全国171位）
８位 根本 10回（全国182位）
８位 石毛 10回（全国183位）
８位 土田 10回（全国125位）
既に２歳馬を10回以上使っている厩舎を並べてみました。見ての通り、これらの厩舎は本年度の厩舎リーディング順で下位にランクされている厩舎ばかり。
３歳以上の管理馬で活躍の見込みのある駒が少ないのか、あるいはもう既に引退したのか、２歳馬をフル回転させて稼がねばならないという厩舎事情にあるのが手に取るように分かります。（目野厩舎は来年２月に定年解散なので別の理由）
特にトップの坂口則厩舎は５月末まで勝ち星を上げられずに、関西単独最下位という状況にまで追い込まれました。ようやく初勝利を挙げたのも障害馬で、２歳馬に頼らざるを得ない状況が続いています。
３歳以上の管理馬で活躍の見込みのある駒が少ないのか、あるいはもう既に引退したのか、２歳馬をフル回転させて稼がねばならないという厩舎事情にあるのが手に取るように分かります。（目野厩舎は来年２月に定年解散なので別の理由）
特にトップの坂口則厩舎は５月末まで勝ち星を上げられずに、関西単独最下位という状況にまで追い込まれました。ようやく初勝利を挙げたのも障害馬で、２歳馬に頼らざるを得ない状況が続いています。
逆にリーディング上位の厩舎の２歳馬の状況はどうでしょうか。西の“ＢＩＧ４”を見れば一目瞭然です。
全国１位 池江 １回
全国２位 角居 ２回
全国４位 藤原 ０回
全国５位 矢作 ２回
これらの厩舎は３歳以上の管理馬が現在もガンガン活躍しているため、２歳馬が入る馬房がありません。使いたくても使えないのです。必然的に「素質の高い２歳馬は夏場は無理させず秋からジックリと…」というスタンスになるのでしょう。
全国１位 池江 １回
全国２位 角居 ２回
全国４位 藤原 ０回
全国５位 矢作 ２回
これらの厩舎は３歳以上の管理馬が現在もガンガン活躍しているため、２歳馬が入る馬房がありません。使いたくても使えないのです。必然的に「素質の高い２歳馬は夏場は無理させず秋からジックリと…」というスタンスになるのでしょう。
上位と下位のこの両極端な状況を見るだけで色々と先の展望がハッキリ見通せます。クラシックの頃には上位厩舎の素質馬が成長曲線に乗って能力を発揮しだし、２歳の早くから始動せざるを得ない下位厩舎は段々と尻つぼみになって頭打ち…という構図。このループはもう何年も続いておりなかなか崩れそうもありません。
そういう意味では、下位厩舎が喉から手が出るほど欲しいのが、上位厩舎の良血馬が出走してこないこの時期の重賞タイトルやＯＰ特別です。
「この時期の２歳戦だけは下位厩舎だからと言って評価を下げるのは辞めたほうがいい」
そういう意味では、下位厩舎が喉から手が出るほど欲しいのが、上位厩舎の良血馬が出走してこないこの時期の重賞タイトルやＯＰ特別です。
「この時期の２歳戦だけは下位厩舎だからと言って評価を下げるのは辞めたほうがいい」
さて、話を函館２歳Ｓに戻しますが、 １回函館から現地で取材を続けて来て思うのが、今年は陣営のコメントと結果がリンクするケースが非常に少ないということ。評判馬が評判通りの結果を出していないということです。
吹きまくってコケたパターンもいくつか目にしました。芝の新馬戦で単勝150円の支持を集めた２頭がそれです。
吹きまくってコケたパターンもいくつか目にしました。芝の新馬戦で単勝150円の支持を集めた２頭がそれです。
★師の豪語もむなしく…
７月９日の新馬に出走したカレンシリエージョ。週中に調教師が栗東で『新馬を楽勝して札幌２歳Ｓ→アルテミスＳ→阪神ＪＦのローテを予定している』と吹いて、結果は２着。話のトーンからもトラックマンも真に受けて単勝150円に支持されるも勝ち馬に完敗でした。
７月９日の新馬に出走したカレンシリエージョ。週中に調教師が栗東で『新馬を楽勝して札幌２歳Ｓ→アルテミスＳ→阪神ＪＦのローテを予定している』と吹いて、結果は２着。話のトーンからもトラックマンも真に受けて単勝150円に支持されるも勝ち馬に完敗でした。
★持ったままで勝てる？
７月８日の新馬に出走したアルレーサー。昆厩舎＆四位Ｊというお馴染みのコンビで単勝150円の支持。「新馬くらいなら持ったままで勝てるやろ。勝って２歳Ｓに行く」といつもの昆節で強気の姿勢も、レースでは持ったままどころか一本調子のスピードのまま雪崩れ込みの２着。その後は未勝利でダートを使うもこれまた惨敗。
７月８日の新馬に出走したアルレーサー。昆厩舎＆四位Ｊというお馴染みのコンビで単勝150円の支持。「新馬くらいなら持ったままで勝てるやろ。勝って２歳Ｓに行く」といつもの昆節で強気の姿勢も、レースでは持ったままどころか一本調子のスピードのまま雪崩れ込みの２着。その後は未勝利でダートを使うもこれまた惨敗。
今年の出走馬のなかで人気を集めてキッチリ芝の新馬を勝ち上がった馬は、スズカマンサクとデルマキセキくらいで、全体的にみて今年はかなり小粒と言わざるをえないでしょう。
それならば、別路線（他場やダート）から臨む以下の３頭に出番があっても何ら驚けません。本来はあまり結果の出ない臨戦ですが、今年は可能性がありそうです。
それならば、別路線（他場やダート）から臨む以下の３頭に出番があっても何ら驚けません。本来はあまり結果の出ない臨戦ですが、今年は可能性がありそうです。
ジェッシージェニー
（牧浦厩舎）福島の新馬Ｖ
パッセ
（蛯名厩舎）福島の新馬Ｖ
モルトアレグロ
（武井厩舎）ダート新馬Ｖ
これらの厩舎はいずれもＪＲＡ初重賞勝ちを狙っており、本気度はそれなりに高いとのこと。「下位厩舎でも評価を下げなくてもイイ」という上記の話にも合致しますし、あながち侮れないかもしれません。
（牧浦厩舎）福島の新馬Ｖ
パッセ
（蛯名厩舎）福島の新馬Ｖ
モルトアレグロ
（武井厩舎）ダート新馬Ｖ
これらの厩舎はいずれもＪＲＡ初重賞勝ちを狙っており、本気度はそれなりに高いとのこと。「下位厩舎でも評価を下げなくてもイイ」という上記の話にも合致しますし、あながち侮れないかもしれません。
池添騎手と阿倍騎手ワイド1点勝負。
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