060 札幌開催は裏ハコ組が馬券になるというのは、競馬関係者の中ではもはや常識的な事。裏ハコ組とは札幌開催期間中も、現地ではなく函館競馬場に滞在して調整する馬達のこと。ではなぜ函館滞在馬が活躍するか? 匿名さん2017/08/17 23:07
061 @函館の豊富な調教施設 札幌は「芝」と「ダート」の2コースしかないのに対し、函館は芝とダートの他に「ウッドチップ」コースと「馬の温泉施設」があって馬の仕上げに大きな差が出る。 普段トレセンの坂路やウッドしか使っていない馬は、慣れないコースで追い切ることで調子を落とすことも少なくなく、ウッドで追えるのは非常に大きなメリット。特に脚元がまだ固まっていない2歳馬は、クッションの利くウッドチップコースでの調教は重要と言える。 A立地条件も函館が有利 いくら北海道と言えども、札幌の夏は30度を超えることもしばしば。その点、函館は海も近くて、体感温度を考えても函館の方が圧倒的に涼しい環境にある。そのため調整するには適しており、大きく体調を崩す馬も少なく札幌開催期間中に好走する馬が多くなる。 匿名さん2017/08/17 23:09
062 一般の競馬ファンは、新聞の調教欄を見ればある程度、裏函組を見つけることができるが、最近では大半の陣営が函館調整を取りいれているため、その中から好走馬を絞り込む必要がある。そんな時に参考にしたいのが新聞の印やコメント欄。ただ札幌開催になると多くの取材陣は札幌に滞在するため、裏函の仕上げに関してはかなり取材も甘くなりがち。実際にどれくらいの状態にあるのかを把握しきれていないのが現状。 匿名さん2017/08/17 23:12
064 専門紙の売上が年々減少して各社の経営状況が苦しくなっている中、当然函館へ送り込むトラックマンの数も制限せざるを得ない状況。函館は現地滞在馬による競走といっても滞在頭数は約700頭。これを自社のトラックマンだけで全ての厩舎情報を聞いて回るのは物理的に不可能。そこで今は、会社の垣根がなくなって各社がお互いに提携をして『分担制』、いわゆる「あわせ」と呼ばれる行為も多く、コメントは担当が聞いた情報を各社で使い回ししているのが現実。ローカル競馬ではもはやそれが当たり前で、実際に掲載されている情報はどの新聞もほぼ同じ。独自取材で生きた情報を目にすることなど皆無に等しい。 匿名さん2017/08/17 23:19