031 物質の磁気作用と電荷の角運動量との間に直接的な比例関係が成り立っていると言えることが分かったと思う。 しかしこれくらいの関係なら量子力学でも成り立っているのではないだろうか。 電子は連続的に回転運動をしているわけではないが、角運動量くらいは持っているだろうからだ。 これは奇妙な考えだろうか? 連続的に運動しているわけではない粒子が「運動量」を持っているという奇妙な考えをすでに受け入れていることを思い出してもらいたい。 人間の言葉によれば「運動量」だが、現実には波があるだけである。同じように、何らかの波の状態を、人間の言葉で「角運動量」と言い直すこともできるのではないだろうか。 力学のページを書いた頃から言っていることで角運動量というのは他と独立して存在する物理量ではない。位置と運動量の組み合わせによって作られた量である。 位置と運動量さえあれば状況はすでに言い尽くされているのだが、その中に「角運動量」という人間に分かり易い保存すよゎくす事もできるというだけのことである。 匿名さん2016/10/13 14:221