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本当に体験した恐い話……

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俺がまだ幼稚園に入る前ぐらいの話、

249

寝れなくなったのでもう少し書きます。
248つづき
厨房に誰かが入ってくるような気配とはスタッフぼぼ皆が見るようになり、特にはっきり見えるようになったのは私でした。その気配とは明らかに白い人影のようなもので、視線を逸らしているときに白い人影が厨房を横切るのです。あまりにその現象が起きるので、厨房の入り口とガス台周りに盛り塩を置いてみたところ、少し治ったようになったのです。しかし、それがなくなってしばらく経って、起きたことはこうです。海の家は色んなものを販売するのですが、花火セットも需要が多く、儲けはほとんど無いのですが、ニーズに応える形で座敷スペースの隅にパイプのラックを置いて、そこに陳列していたのですが、ある晩店を閉めて常連客とくつろいでいたところ、なんとその座敷隅に置いてあった花火セットの一つが、信じられないことに飛んだ方、ぱたっと座敷の上に落ちて来たのです。揺れて落ちたとかそんな次元ではなく、すっ飛んで来たという表現が正しいですが、その場にいた数人が一瞬シーンとなったほどでした。つづく

250

249つづき
その頃には店で起こる現象が客の間でも少し知れ渡ってしまっていたので、一瞬の静寂の後、女性客が騒ぎ出す始末になってしまいました。その場は、その話題でしばらくざわついたのですが、組合の規則で客を遅くまでとどめることや、店に泊めることはきつく感じられていたので(たまにやってましたが)その日は店をしめ、酒が残っている人は車中泊するように促して帰宅したのでした。
そして、更なる不可解な現象は続くのですが、結局、花火や私物がそのラックから飛び出してくるという現象はその後も3度ほど起きたのでした。
後日につづく

251

ふむふむ
ここのひとたちは怖がりだから読まないかもだね
続きはやくしてね

252

>>251
ありがとうございます
必ずまたアップします!

253

250つづき
そんな不可解な現象が続いて、スタッフ間ではある種の慣れと言うか、ここは昔からそういう事が起きると聞いていたし、実際同じビーチの他の海の家の店主は、毎年必ず何かしら不思議なことが起こるけど、気にも留めていないという店主もいたぐらいなので、パニックになることもなく、平然と店を開けていました。海の家は、6月の後半から9月の頭までやる店もあるのですが、一番繁忙期は七月からお盆までのほんの短い期間です。ちょうどその辺りになると、スタッフ間でも疲れが見え隠れするようになり、毎日海の家に詰めているのが辛くなってきて、シフトを組んで休みを取ったり、早上がりをするようになりました。そんな時にまた少し鳴りを潜めていた新たな怪奇現象が起きたのです。
つづく

254

253つづき
その日は曇り模様のむし暑い土曜日だったのですが、週末なので客の入りがとても多く、スタッフが朝から忙しく切り盛りしていたのですが、私は昼からのシフトで仕事を引き継ごうと、カウンターに入り、交代しようとしたとき、帰宅する仲間が変なことを口走ったのです。
「水をかけられるよ…」
とうぜん私は最初まったく意味が分からなかったのですが、忙しかったので真意を聞き返すわけでもなく、そのままその言葉を聞き流すように仕事についたのですが、その意味はすぐに分かることになりました。
カウンター内を行き来していると、ピシャピシャと腕や体のあちこちに水をかけられるような冷たさを感じるのです…。冷たさを感じてその部分を確認するもまったく濡れていないのです。私はすぐさま交代して帰宅した仲間の言葉を思い出し「これのことか…」と。その頃には怪奇現象が起きるという免疫がスタッフ間にもあったので、これもそのうちのひとつだと認識した上での帰宅した彼のメッセージだったのです。私は他の仲間にまで聞いたところ、その日に限りカウンター内に入ったスタッフは全員水をかけられるような感覚にあっていたことを知りました。
つづく

255

253つづき
その日は曇り模様のむし暑い土曜日だったのですが、週末なので客の入りがとても多く、スタッフが朝から忙しく切り盛りしていたのですが、私は昼からのシフトで仕事を引き継ごうと、カウンターに入り、交代しようとしたとき、帰宅する仲間が変なことを口走ったのです。
「水をかけられるよ…」
とうぜん私は最初まったく意味が分からなかったのですが、忙しかったので真意を聞き返すわけでもなく、そのままその言葉を聞き流すように仕事についたのですが、その意味はすぐに分かることになりました。
カウンター内を行き来していると、ピシャピシャと腕や体のあちこちに水をかけられるような冷たさを感じるのです…。冷たさを感じてその部分を確認するもまったく濡れていないのです。私はすぐさま交代して帰宅した仲間の言葉を思い出し「これのことか…」と。その頃には怪奇現象が起きるという免疫がスタッフ間にもあったので、これもそのうちのひとつだと認識した上での帰宅した彼のメッセージだったのです。私は他の仲間にまで聞いたところ、その日に限りカウンター内に入ったスタッフは全員水をかけられるような感覚にあっていたことを知りました。
つづく

256

255つづき
そして、この水をかけられる一件から端を発して、立て続けに怪奇現象が起こるようになりました。
海の家の仕事で、一番過酷な役回りは厨房です。私は料理がほとんど出来ないので、心得のある仲間に任せきりだったのですが、カウンターや砂浜での接客は酒を飲んだり客と遊んだり雑談したりと楽しみもあるのですが、厨房だけはひたすら暑くて孤独で忙しいのでやりたくないパートでした。ましてや幽霊らしきものが出入りすると言われれば尚更です。とうとう厨房に缶詰めにされていた仲間が不満を漏らすようになったので、アルバイトを雇うことになったのです。アルバイトのスタッフはびっくりするぐらいすぐに見つかかったのですが、びっくりするぐらい早く辞められてしまい、なんと1日で音信不通になり飛ばれてしまいました。料理が出来るということで来てもらったのですが、蓋を開いてみれば米の炊き方も知らないという二十代の暗い感じの子でした。
つづく

257

256つづき
その子は料理が出来ないのに、なぜに海の家の厨房で働こうと思ったのか。いざ来てみたら想像と現実のギャップに驚いて腰が引けてしまったというのが本当のところだったのでしょうが、それにしても米も炊けない、包丁も使えないと言い出したときは軽く怒りを感じたのを記憶してます。
本当は米も炊けるし料理も出来たのだけど、いざ来てみたら辞めたくなったから出来ないと言ったのか…。真相はわかりませんが、その一日でバイトを飛んだその女の子について一つ不可解なことがあったのです。そしてそれはいまだに解決していないというか、謎のままなのです。
その子が誰の紹介で、どういう脈絡でうちの店にバイトに来ることになったのかスタッフ全員誰も知らなかったのです。
つづく

258

257つづき
翌日その子が来ないので連絡をしようということになり、誰も連絡先を知らないということで発覚したのですが、それなら誰の紹介で誰繋がりだ?という段階で誰も知らないというのです。もちろん私は知るはずもなく、てっきり厨房任せきりにされていた仲間が見つけて来たものだと思ったら、彼も「知らない」というのです。私はバイトとが来るということを、誰というわけでもなくバイト見つかったんだってねぐらいの話をお客さんから聞いたのか仲間から聞いたのか分からないけど、他力本願的に「あー見たかったんだ良かった」ぐらいにしか思ってなかったのですが、スタッフ全員が同じようなことを言うので埒があかない状況になってしまったのです。その時は次の人を探すことで頭がいっぱいで、オカルト的に受け止めてなかったのですが、後年になり「あれは気持ち悪かった」という話になり、思えばその女の子が二十代であまりパッとしない口数が以上に少なく暗い感じの子ということは記憶にあるのですが、誰も名前も顔もはっきりしない、というのです。
つづく

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