193 169の続き 私はその「何か」に接近するにつれて、これ以上近づかない方が良いという気持ちと裏腹に、何故かどんどん近づいて行ったようなおぼえがあります…。 そしてその人のような「何か」に、とうとう数メートルの距離まで接近したときに、私はハッキリと気付きました。 それはいわゆる「人間」でもこの世のものでもない事に。 恐る恐る視線を向けるも、それはハッキリではなく、何か霧に包まれたように黒く、そして小さな人の形をしていて、明らかにそう大きくはない丸太のようなものを引きずっていました…。 私は恐怖というより、この世のものではないモノを見てしまった感覚に襲われ、そのまま勢いよくグラウンド半周を走り抜け、そのままそちらの方向を見ずに、フェンス脇を通り抜け帰宅しました。 何を見たのか、ハッキリと断言出来ないものを見た時の感覚は不思議なもので、それが本当に現実だったのかも曖昧な心境になるのです。ただ、それは夢ではなく明らかに私が遭遇した現実に他なりません。 そして、この日を境に私はグラウンドに立ち入ることを一切止めました。 つづく 主2021/02/22 09:30
195 193の続き 私の話は可能な限り記憶に忠実に書いております。そして、これらの話の内容は、私の知人や友人に幾度か話したことがあります。したがって学校の卒業生で、言い伝えを知る人やこのはなしを知る人が、もしこのスレッドを見たならば、私個人を特定するのは容易でしょう。くどいようですが、匿名サイト故に受け止め方はあくまで自由です。しかし、私はこれらの話を書いていて、心無いコメントが入る事は想定していましたが、更新に時間がかかったことに実は理由があります。 つづく 主2021/02/22 10:03
196 195のつづき ちょうど、心無いレスを確認し、同時に励ましの言葉もいただき、気を取り直して書こうかと思ったときに、実はラップ音が自室で3度ほど鳴りました。何処から特定出来ませんが、「ピシッ」と3回はっきり聞きました。正直かなりビビりました。前記した通り、私は今現在もその学校の真裏にある自宅に住んでいます。この話は決して脚色すべきではない、と感じているので、書いている私も正直怖くなる時があります。少し日にちを空けないと、またなにか鳴るような気がしたので日にちを空けました。そして、決して脅すわけでも何でもありませんが、あまり茶化したり、心無いレスはしない方が良い気がしてします。正直、不気味な書き込みも気になっています。 幸い今は何も異音はしてませんが、この先不規則なアップになることをご理解ください。そして、この校庭での一件と、過去に校庭で起きた事件との関連を一致付けるものはありませんが、読まれた方の推察にお任せするより他ありません。次回は、この一件と自宅で起きた現象に何らかの関連性があるように感じた事についてお話ししたいと思います。 つづく 主2021/02/22 10:04