207 202の続き 私は今その自室にいます。 今からちょうど一年ほど前、私の住む地域もコロナによる緊急事態宣言が出されて、街はゴーストタウンのように静まり返っていました。もちろん私だけではないのですが、コロナによる仕事の影響、行かなければ行けない場所へ行くことが難しくなった心の不安や葛藤に、苛まれていた時の事です。地下にある自室に篭る日々が多くなり、昼夜問わず睡眠時間が多くなっていた影響もあったのかも知れませんが、ある日の明方、まだ朝4時ぐらいだったと記憶しています。私はいわゆるベッドではなく、床にマットレスを敷いて寝るスタイルを取っているのですが、いつも眠りが浅い私が、その日はかなり熟睡していたと思います。 何か小さなものが布団の中に入ってきて、が私の体をガシガシとひっかく感覚で目を覚ましました。目を覚ました瞬間に背筋が凍ったのを覚えています。多少寝起きなので、スッキリはしていませんでしたが、何かに体を触られていることは、紛れもない現実的な感覚でした。 つづく 匿名さん2021/03/26 21:35
208 207の続き 私は恐る恐る背を向けていた右側を見ると、何とそこには我が家の飼い犬そっくりの犬のような物が私を突いていたのです。 私は犬が私の部屋に入り込んで来たのだと思いました。 しかし、私の部屋は地下にあり、部屋は世情してある上に、地下に入る扉も施錠しているのです。飼い犬は私の部屋からもっとも離れた2階の部屋にいるのですが、小さなその子がこの部屋に単独で来るのは不可能なはずです。 驚きながらも、時間で言うと数十秒私の体を触っていたように思います。私はまだ眠いのと、怖いのと不思議な思いが交錯しながらも、しばらくそのまま耐えていました。 そして、何も動きが無くなったのでもう一度後方に目をやると、そこには何もいませんでした。 つづく 匿名さん2021/03/26 21:48
209 208の続き それが我が家の犬なのかをハッキリと認識することは出来ませんでしたが、明らかに小さな動物のようでした。これが何を意味するのか、分からないのですが、その後コロナの影響と重なり、仕事上の大変なトラブルが起きることとなるのですが、私は何故かこの事があってから、妙に物事に慎重になり、いつもならしないような保全策を施すようになりました。 結果それが功を奏し、後々起きる大きなトラブルが最悪の結果にならずに済むことになります。 私は何となく、この経験が怖いとかそういうものではない、何か守られたような気がしてならないのです。 つづく 匿名さん2021/03/26 21:49
210 この部屋は前述したように地下にあり、小窓がいくつかあるのですが、その窓は常に閉めており、換気は室内から外に繋がる換気扇と、湿度や空気を整える清浄機で室内環境を保っています。 したがって、風というか、空気の流れ的なものは扇風機でもつけない限りは一切起きません。 しかし、今から10年ほど前のことですが、不思議なことが起きました。 その話は次回とさせていただきます。 主2021/03/26 21:53
214 会社で昼飯のカップラーメンを食べるため、ポットからお湯を足して暫く待っていた。 同僚があとから来て同じようにカップ麺でお湯を入れようとしたら殘量が少なくポットの蓋を開けたら、ゴキブリがお湯のなかで浮いていた。 匿名さん2021/04/17 08:091