328 325続き 葬儀のため、再度地元に帰省した父は滞りなく葬儀を終え、兄弟親族で実家に集まり団欒を囲んでいたとき、前述の父の末弟がふと話しかけて来ました。 「兄貴、変なこと言うようなんだけど‥前回帰省したとき、道端でAとすれ違ったの覚えているかい?」こう切り出す弟に父は「そういや、そんな事あったな‥それがどうしたのよ?」 弟「いや、それがね、変な話…あれおかしいんだよ」父「おかしいって‥なにが?」弟「いや、実はあれから程なくしてAは亡くなったんだけど、あのすれ違ったあの時期以前から、長いこと闘病していて、病院から出て歩けるような状況じゃなかったらしいんだ」 こう語る弟に、普段から心霊やオカルトの類いを一切信じない父は「何言ってんだお前‥実際お前も一緒に顔まで見てるだろ。何かの間違いだろ」こう言ってその話を受け付けなかったそうですが、後年父は「どう考えてもおかしな話だ」と語っていました。 匿名さん2021/10/20 07:53