679 >>0 自己愛性パーソナリティ障害の治療として有効性の確立したものは、現在ありません。 内面に「理想的な誇大的自己」と「実際の自己」との葛藤があるため、こうした葛藤を取り扱う精神力動的心理療法が有効であるという説があります。 自己愛性パーソナリティ障害の治療は、非常にゆっくり進める必要があります。 誇大的自己を作り出さなければならなかった理由が「非力で無力な実際の自分を🔴認めたくなかったから」であり、カウンセリングではまさにその実際の自分を認め、受容していくことになるからです。 他者の存在を一切必要としないほどの『自体愛的な自己愛』を持っている自己愛性人格障害(自己愛障害)の人は殆どおらず、大部分の自己愛障害の人は『自分の価値や魅力を無条件で認めてくれる🔴都合の良い他者』を必要としている。 匿名さん2023/03/20 16:031
715 >>679>>0 DSM-Wによる自己愛性人格障害の診断基準の第2項には、『限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想に囚われている』とあるが、多様な性格特性や行動パターンを示す自己愛性人格障害の中核的特徴の一つが『他者に対する自己顕示欲・承認欲求の🔴異常なまでの強さ』である。 これは言い換えれば、自分を実際よりも良く見せようとする虚栄心(競争心)が強く、他人に対して🔴見栄っ張りであるということであり、自体愛的な一次的ナルシシズムとは違って『自分一人の世界(内面的な精神活動)』では心理的な満足感を得ることが出来ないということである。 自己愛性人格障害の人の求めているものは、自閉的で内向的な自己満足ではなく、『自分の価値(魅力・権力・業績)を無条件に認めてくれる都合の良い他者』なのである。 匿名さん2023/03/20 22:42