436 ▼球歴 多聞東小4年で野球を始める。多聞東中まで軟式。北須磨高では最速140キロ超の「公立の星」として注目されるも、甲子園出場はなし。立命大では2年春からエース。リーグ戦通算27勝8敗、防御率1・10。昨年21U日本代表入り。 ▼文武両道 中学時代の成績は学年で30番以内。兵庫の進学校・北須磨高でも勉強と野球を両立。得意教科は社会で、年号などの暗記力は抜群。 ▼あだ名 「パンくん」。日テレ系「天才!志村どうぶつ園」出演のチンパンジーに顔が似ていることから、試合中にも呼ばれる。 ▼好物 焼き肉。おいしい店を探して京都市内を探索。3日連続で食べたことも。 ▼リラックス法 寝ることと甘いものを食べる。お気に入りは「抹茶パフェ」。眠る直前にストレッチも行う。 ▼好きな言葉 「全力」。 ▼好きな芸能人 北川景子。 匿名さん2015/10/23 07:39
437 巨人から2位指名された早大の重信慎之介外野手(22)は予想外の高評価に驚きの表情を見せた。「正直、本当にビックリしました。伝統のあるチーム。そのチームにふさわしい選手になれるようにしたい」とつぶらな目を輝かせた。 誰にも負けない武器がある。50メートル走は甲子園を沸かせたオコエよりも速い5秒7。一塁到達平均3秒7はプロでもトップクラスといわれる。東京六大学リーグ通算81試合で現役最多の38盗塁。「野球選手には一度も負けたことがない。鈴木(尚広)選手と競走したいですね」と対抗心を燃やした。 タイトルも遠慮なく狙う。今季のセ・リーグ盗塁王はヤクルト・山田の34個。それだけに「まずは開幕1軍。盗塁は30個では足りないので、40個はしたい」と宣言。対戦したい投手は早実―早大の先輩でもある斎藤佑樹(日本ハム)、目標の選手は早大OBの青木宣親(米ジャイアンツ)を挙げた。早大・高橋広監督(60)は「努力すれば青木選手ぐらいになれる」と期待する。 匿名さん2015/10/23 07:41
438 チームには名前の読み仮名が同じ阿部がいる。「将来的には『ジャイアンツのしんのすけ』は、重信慎之介と言われるように頑張ります」と重信。東京六大学随一の韋駄天(いだてん)が東京ドームで走り回る。 ◆重信 慎之介(しげのぶ・しんのすけ)1993年4月17日、千葉・佐倉市生まれ。22歳。染井野小3年で野球を始め、臼井南中では佐倉シニアに所属し、3年時にジャイアンツカップ4強。早実では1年秋から三塁手でレギュラーをつかみ2年夏に甲子園出場。早大では1年春からベンチ入り。2年春に外野に転向し、3年秋にベストナイン。173センチ、70キロ。右投左打。 匿名さん2015/10/23 07:41
439 「琉球の大魔神」の異名を取る190センチ右腕の普天間・与那原大剛(17)は、巨人3位指名を受け、ビッグな夢を掲げた。 涙があふれ出た。「素直にうれしい。甲子園に出ていないのに、すばらしい評価で光栄です」。中学入学時に155センチだった身長は、3年間で約30センチアップ。さらに成長を続ける大器は、体をひねる我流のフォームから最速148キロを繰り出す。「真っすぐが持ち味。大谷翔平選手のような投手になりたい。球速160キロを目指したい」と目を輝かせた。 「球界の中心で、いい選手がそろっている。伝統ある球団だなと思う」と心はすでにジャイアンツカラーに染まっている。「ここがスタートラインと思っている。球団、日本のエースになりたい」。南国からダイヤの原石が飛び立つ。 匿名さん2015/10/23 07:46
440 巨人の堤辰佳GM(50)がドラフト1位・桜井の先発ローテ入りに太鼓判を押した。「球種が多彩で、150キロのストレートもある。ウチのピッチングスタッフの中で来年、先発ローテーションの一角を狙えるという評価をしています」と絶賛した。 北須磨高時代から追いかけてきた逸材だという。「今春は調子が良くなかったが、関西学生野球リーグで27勝しており、成績に波がない」と見てきた。「今どきには珍しいワインドアップで投げる投手で、非常にダイナミックで角度のある球を投げる」と堤GM。最終的に、1位指名を決断したのは21日夜だと明かし、「スカウトもほぼ全員一致したので」と説明した。 現在、チームは賭博問題で揺れている。指名された選手にも戸惑いはあるはずだ。堤GMは「二度とこういうことを起こさないよう、再発防止に徹底的に取り組むという姿勢をきちっと説明したい。『絶対に君が来ても、間違いのない球団なんだよ』ということを説明したいと思います」と話した。 匿名さん2015/10/23 07:47
441 巨人は22日、来季から育成選手を中心に「3軍」を編成すると発表した。若手選手の育成と競争を目的として発足するもので、育成選手を中心とし20〜25人の規模で構成される見込みだ。 3軍は今年に入って構想が具体化。堤GMは「試合の機会を増やし、評価の場を設けないと、適正な評価ができない。1人でも2人でも支配下に上げ、1軍の戦力にできる仕組みを整えたい」と説明した。年間90試合程度を予定しており、国内独立リーグ、大学、社会人、あるいはソフトバンクの3軍などを相手に多くの実戦をこなす方向。その大半がビジターの試合になる見通しだ。 巨人には現状8人の育成選手がいるが、この日の育成ドラフトでも大量8選手を指名。9月にはBCリーグ・福島から左腕ペレスを育成枠で獲得するなど、下部組織充実へ動いていた。 巨人は1990、91年の2年間、リハビリ組などのために3軍を置いており、名称が復活するのはそれ以来となる。イースタン・リーグが取り組んでいるフューチャーズ戦については今季同様の活動が維持できるよう、選手とスタッフを派遣する方針。3軍の指導体制などは今後調整に入る。 匿名さん2015/10/23 07:47
444 最速150キロを誇る立命大の桜井俊貴(22)が、巨人からドラフト1位指名を受けた。公立高出身ながら関西学生リーグで36度の優勝を誇る名門のエースに上り詰めた。プロ入りまでのサクセスストーリーを3回にわたって連載する。 強運の男と言っていい。ドラフト直前、8日前のことだ。桜井は千載一遇のチャンスをものにする。14日、大阪・南港中央で行われた関西学生リーグの関大戦。実に14回、206球を投げ抜き、1失点完投勝利を挙げた。しかも自己最速を1キロ更新する150キロをマーク。渾身(こんしん)の投球に、最終チェックへ集結したプロ8球団22人のスカウト陣からは、驚嘆の声が上がった。 「初めての感覚。疲れもせず、とにかくいい状態だった」。試合後の桜井はセールスポイントのタフネスぶりを十分発揮し、こう振り返った。 この試合、本来ならスカウトの数はここまで増えるはずではなかった。直前に同じドラフト上位候補の仙台大・熊原が東北福祉大とのリーグ戦に先発したが、「ドラフト1位でいこう」と決断させるほどの内容ではなく、スカウト陣は再チェックの必要に迫られ、仙台から大阪へ“大移動”することになった。 匿名さん2015/10/23 13:00
445 その中には巨人・山下スカウト部長の姿があった。もともと、巨人スカウトの評価は高かったが、あまりにすごい投球を見届けた山下部長は報道陣に最敬礼して、こう言い残して球場を後にした。「今日はいい視察ができました。ありがとう」。別のスカウトはこう語った。「一世一代の投球をするとはね…」。勝負どころで最高のパフォーマンスを披露する。自らの未来を切り開く206球だった。 「あの試合がターニングポイントになった」。後にリーグ通算27勝を挙げる右腕が、そう振り返るのは1年秋、公式戦初登板となった関学大戦だ。1死満塁のピンチで松岡憲次前監督(59)から、いきなり救援を命じられた。結果は押し出し死球。「怒られると思ったけど『いいぞ、ええ度胸や』と褒められた」。緊張していたわけではない。内野ゴロを打たせようと、打者の内角を思い切り突いた結果だった。このデビュー戦で自信を得ると、その後も強気の投球でのし上がった。 匿名さん2015/10/23 13:03