120 長野には、短期決戦に必要なラッキーボーイとしての期待も大きい。4日のヤクルトとのシーズン最終戦(東京D)で6試合連続ヒット締め。3回の右越え15号3ランはフェンス上部に設置されているネットを直撃してグラウンドにはね返ったように見えたが、判定は本塁打。原監督が「やっと長野に運が回ってきた」と目を細めていた。“ラッキーマン”となって、チームをCS突破へ導いていく。 今季17度の勝利打点を挙げる勝負強さを見せた坂本。シーズンラスト5戦は18打数8安打、打率4割4分4厘と調子を上げてきた長野。百戦錬磨の2人のバットから快音が聞かれたときが、虎への雪辱の合図だ。 匿名さん2015/10/10 06:44
121 5回2死一、二塁で空振り三振に倒れるなど4打数無安打。それでも、同点の延長10回先頭で四球を選んでサヨナラの生還を果たした。「結果的に勝ったので良かったです」 匿名さん2015/10/11 01:41
122 3番から7番に下がったが、8回2死からは意地の左翼線二塁打。2試合9打席目で今CS初ヒットを放った。「打順は何番でも変わらないので、与えられたポジションで結果を出して、あした勝つだけです」 匿名さん2015/10/11 22:46
123 巨人が阪神に3―1で勝利し、2勝1敗でクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S)を突破した。初回に阿部の犠飛で先制。6回にも阿部の適時打で加点した後、三塁走者の坂本が岩田の暴投に乗じて、果敢に本塁へダイブ。気迫のヘッドスライディングで貴重な3点目をもぎ取った。巨人は4年連続で最終Sに出場。14日からは2年ぶりの日本シリーズ出場をかけ、神宮で優勝したヤクルトと激突する。 クールな男が弾丸になった。勝ちたい。CSを突破したい。その一念で、坂本が飛んだ。ホームベース目がけて、3メートル前からヘッドスライディング。果敢に突っ込んだ。 「行けると思ったので、思い切って。準備はしていたので、積極的に行きました。足から行くよりも早いと思ったので、とっさの判断です」 匿名さん2015/10/14 17:42
124 2点リードの6回1死一、三塁。長野への5球目、岩田のワンバウンドしたフォークを捕手・梅野が一塁方向へはじいた瞬間だった。三塁走者の坂本は迷わずスタートした。慌てて捕球した梅野が本塁に戻り、タッチを試みる。だが、勇人は左手をミットの下に潜り込ませた。クロスプレー。4万6000人の大観衆がかたずをのんで判定を待つ。間一髪、セーフ。大事な3点目が刻まれた。 負ければ終戦の大一番。キャプテンが見せた執念のダイブで、最終Sへのキップを奪い取った。第1Sでは初戦からの2試合で7打数1安打。第2戦の打順は3番から7番に降格した。指揮官の「ウチのスタイルでいこう」との決断でこの日は3番に戻ったが、本来の調子とは程遠かった。だが、強い気持ちでどん底からはい上がった。原監督は気迫あふれるプレーを「いやもう、見事。気合というか魂というか、そういうものが大事と、何回も何回も勝負を戦っている中で、それは感じる」と絶賛した。 匿名さん2015/10/14 17:43
125 阿部から受け継いだ主将の座は、常に重かった。チームが強くなるために、具体的に何ができるのか。開幕から何度、自問自答しても答えは出なかった。坂本主導で行われた選手ミーティングも、交流戦までゼロだった。主将として負けた試合で、より責任を感じるようになったか? そう報道陣から問われ「負けて、キャプテンは何をすればいいんですか? 試合中にキャプテンとして、何をすればいいのかという話です」と漏らしたこともあった。 だが、5月29日の楽天戦(コボスタ)で、チームリーダーとして一つの答えを見つけた。2点を追う9回。一塁走者として、無意識に三塁へと頭から滑り込んでいた。「最後にしたのはいつか、自分でも覚えていない」というヘッドスライディング。闘志全開のプレーは、チームに活力を呼び込めると気づいた。そしてこの日の大一番。中前安打で出塁し、三塁まで進むと、再び決めた。主将として大仕事を果たし、ヤクルトへの挑戦権を手にした。 匿名さん2015/10/14 17:45
126 昨年のCS最終Sでは、屈辱の本拠地4連敗を喫した猛虎にリベンジ。試合後の坂本はナインに呼びかけ、右翼席前まで足を運び、熱き声援をくれたG党にあいさつした。次なる敵は神宮で待つ。「今日みたいな気持ちで、全員で戦っていきたい」と勇人。苦悩と決別し、背中で引っ張る、堂々としたキャプテンの姿があった。 匿名さん2015/10/14 17:45
127 巨人の坂本が首の張りを訴え、大事を取って別メニューで調整した。外野をジョギングするなど軽く体を動かし、打撃練習は回避した。14日の第1戦は出場するとみられる。 原監督によると、12日の阪神とのファーストステージ第3戦で本塁に生還した際にヘッドスライディングした影響があるという。坂本は「無理することはないので。一戦一戦やるだけです」と話した。(東京ドーム) 匿名さん2015/10/14 17:53
128 CS第1Sを勝ち上がった巨人は、敵地・神宮に乗り込みセ王者のヤクルトと対戦し4―1で第1戦に逆転勝ち。勝敗をアドバンテージを含め1勝1敗のタイとした。0―1の5回に坂本がヤクルト先発・石川から決勝の逆転2ラン。6回に代打・アンダーソンの2点適時打で勝負を決めた。4年連続で最終S開幕投手を務めた内海が5回途中1失点。その後は小刻みな継投で逃げ切った。 5回1死一塁から値千金の逆転2ランを放った坂本は「カウントが3ボール1ストライクだったので、思い切って高い球は打ちに行こう思って打席に立ちました」と振り返った。 レフトポール際に飛び込んだ打球の感触は「久しぶりに気持ちのいい会心の当たりでした」と酔いしれた。 「内海さんが粘り強い投球をしていたので、何とか先制点でしたっけ?逆転したっけ?いい場面で打てて良かったです」とベテラン左腕の頑張りに見事に応えて見せた。 これで1勝1敗のタイに。「まだ1勝1敗で気も抜けないし、もっと厳しい闘いが続くので、ファンのみなさんと一緒に勝ち上がって日本シリーズに行けるように頑張ります」と下克上へ息込んだ。 匿名さん2015/10/14 22:00