301 全部取りたいが、なかなか難しいので。それに、タイトルを取ったからといって良いとは思っていない。バランスよくホームランも打率も打点も安定してやることが一番チームにとっては大事だと思う。打点王を取ってもどうでも良い打点もあるでしょうし、首位打者取っても、どうでもいいヒットもいっぱいあると思う。タイトルというのは「取れたら良いな」という程度です。 坂本勇人2017/12/01 21:47
302 巨人・坂本勇人内野手(28)が1日、東京・大手町の球団事務所で契約更改し、現状維持の3億5000万円でサインした。15年オフに、3年以上の年俸変動制の複数年契約を結び、来季が3年目。15年に主将に就任したが、これまで優勝はない。来季は100打点という理想を掲げ、14年以来、4年ぶりのV奪回を誓った。 引き締まった表情から強い責任感が感じられた。現状維持となる3億5000万円でサインした坂本勇は、11年ぶりのBクラスに終わった今季を振り返り、決意を新たにした。 「今年は4位でクライマックスにも出られませんでしたし、悔しい思いもしている。毎年優勝を目標にやっていますけど、来年は1年間、優勝というものを強く感じながらやりたい。シーズンを通して常に優勝するためには(どうすればいいか)と思いながら戦いたい」 主将に就任した15年以降、遠ざかっているリーグ制覇と日本一奪回へ、自然と語気は強まった。 匿名さん2017/12/02 07:38
303 今季は3月の第4回WBCに出場。シーズンは開幕当初から首位打者争いをするなど好調をキープしたが、疲労もピークとなった8、9月の月間打率は2割台と不振に陥った。最終的には142試合で打率2割9分1厘、15本塁打、61打点に終わった。 チームも球団最悪の13連敗も経験し「いかに勝利に貢献する安打を打てるか。打点はすごく意識してやっていきたい。僕はまだ90打点、100打点も挙げたことはない。そういう成績が残せたら多少の満足はすると思う」と打点量産に意欲。2010年の自己最多85打点超えを宣言した。遊撃手の100打点以上は10年の阪神・鳥谷、11年の西武・中島(現オリックス)しか達成していない大きな数字。巨人でも12年に阿部が記録(104打点)して以来、5年間到達者がいない。 匿名さん2017/12/02 07:39
304 来季の巻き返しへ「まずは中心である僕たちがしっかり成績を残すことが大事」とした上で「メディアなどでも『若い選手、特に野手が出てこない』と言われている。若い選手はもっともっと自覚を持ってやっていかないといけない」と、若手の奮起と成長も促した。オフは来季の二塁手候補の吉川尚、辻と合同自主トレを行う予定。後輩育成も使命と捉えている。 「個人的にもチーム的にも最高の1年にしたい」。30歳を迎える18年も常勝軍団のリーダーとして決死の思いでチームを引っ張っていく。 匿名さん2017/12/02 07:39
305 「いたずらにファンの不安をあおるな」との指摘があったという。Kデスクは困惑した様子だった。1日のスポーツ報知(最終版)。交流戦の先発候補として田口、桜井、高田が浮上と伝えている。 もちろん事実を粛々と報じただけ。でも、あの記事を読んだ時に「ううっ」と絶句してしまったのも確かだ。我が軍は、そこまで追い詰められていたのか。 いや、そんな後ろ向きな心根ではダメ。大船ではないかもしれない。小舟に乗ったつもりで、彼らと交流戦の荒波にこぎ出してみよう。スリル満点の航海をむしろ楽しみたい。 「個人より巨人」というのが原イズムの1丁目一番地。でも田口たちは、チームのためとか大仰なことは考えなくていいと思う。自分の生き残りだけを目指し一生懸命投げてほしい。 そんなわけで「坂本個人軍」が力を見せつけた本日の試合。最後はチームの総合力がモノをいう。でも停滞状況からチームを救うのは、得てして個人のスキルだったりする。 右に左に打った瞬間、それと分かる打球。中距離打者を自任していた男は、どうやって長距離覚醒に至ったのか。 匿名さん2019/06/03 11:18
306 一つ言えるのは突然変異ではないということ。すべては歩んできた道の上にある…なんて調子のいいことばかり言ってても、埒(らち)があかない。ここは歴史に学んでみよう。 ミスター赤ヘルこと山本浩二さん。初の40発超えは31歳シーズンである。それまでの自身最高は30本塁打で、3冠タイトルは首位打者を1度。通算4度にわたるキングは、すべて32歳以降に獲得している。 同じく31歳シーズンの背番号6は、40発超えペースで一発を量産中。キャリアハイは31本で、過去に首位打者を1度獲得って偶然のシンクロなのか? 「浩二さんロード」に倣えば、坂本勇人のピークもまだまだ先ってこと。レジェンド現在進行形である。 匿名さん2019/06/03 11:18
307 かつては左翼方向へ引っ張る本塁打が多かった坂本勇だが、今は全方向へ強く大きな打球を打てる打者に“進化”している。進化できた要因のひとつは「打ちにいきながら重心を残す」という、言葉にすると矛盾しているような意識の持ち方と技術にある。 打者というのは全ての投球に対し、まずは打ちにいきながらボールを見極める。「ボール球は振らない」と見極めることを優先すると、どうしても差し込まれがちになる。ただ、打ちにいくということは、ひとつ間違えると重心が早く前に移動して上体が突っ込むリスクも伴う。だが、今の坂本勇は「打ちにいく」「見極める」「重心を残す」ことが全てできている。 1本目のアーチはフルカウントから外寄りの直球を右へ。ボールの見極めが求められるカウントで、本人も「コンパクトに」とコメントしたように、制約のあるシチュエーションだが、完璧なタイミングでヘッドを走らせ、逆方向へ強い打球を飛ばした。2本目は2ボールから内角直球を引っ張ってファウルした後、同じ内角直球を読み切ったようにフルスイングして左翼席へ。坂本勇らしい、文句なしのアーチだった。 清水隆行2019/06/03 11:21
308 2本とも、振り切ったバットが背中を叩いて、また体の前に戻ってくるようなフォロースルー。これは最もヘッドが走るタイミングで、なおかつ重心が後ろに残るスイングだからこそ生まれる形。素振りではできても、実戦の打席で簡単にできるものではない。 「振りにいきながら残す」スイングを体得した坂本勇は、ミートポイントが幅、奥行きともに広い。だからカウントや球種、コースなどあらゆるシチュエーションに対応できる。投手にとって「打ち損じ」を待つしかないほどの状態だ。 清水隆行2019/06/03 11:22
309 変化を恐れない姿勢が、チームに希望の光をともす放物線を生み出した。打球が右翼席へ吸い込まれると、坂本勇は悠然とダイヤモンドを一周した。1点を追う3回1死。フルカウントからロメロの外寄りの148キロ直球を振り抜き、18号同点ソロを放った。「ストレートがリーグでもすごく速い部類の投手。真っすぐ中心でくると思っていたので、仕留められてよかったです」。4戦ぶりの一発で試合を振り出しに戻した。 打席の中での対応力が光った。初回1死では左足を大きく振り上げたフォームで右飛に倒れたが、この打席では1球ごとに左足を大きく上げたり、上げ幅を抑えたり、上げた左爪先を一度地面につけてからもう一度上げたりしていたが、最後は左爪先で一度ステップを踏んでから左足を振り上げるフォームで対応した。「なかなか合わなかったので、打席の中でいろいろ変えながらやっていた」。培ってきた経験から最適なものを引き出し、最高の一発につなげた。 匿名さん2019/06/03 11:23