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【MLB】17-大谷翔平
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☆1994・7・5生
☆193a91`
☆右投左打
☆岩手県出身
☆花巻東高─日本ハム(12年1位)─エンゼルス
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1(三)フレッチャー、2(中)トラウト、3(指)大谷、4(左)アップトン、5(遊)シモンズ、6(一)プホルス、7(右)カルフーン、8(二)レンヒーフォ、9(捕)ガルノー、投=スカッグス
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エンゼルス・大谷翔平選手(24)が2日(日本時間3日)、敵地のレンジャーズ戦に代打で出場。前日の1日(同2日)にホテルで急死したT・スカッグス投手(享年27)にささげる右前安打を放った。
笑顔はない。4時間12分の熱戦を制した大谷らエンゼルスナインは、ベンチ前でハグをしあって、天国に勝利を報告した。試合後には監督会見に大谷らナインの多くが同席。トラウト、カルフーンらは大粒の涙を流しながら、スカッグスへの思いを口にした。
亡くなる5日前に球宴ファン投票の呼びかけをともに行うなど仲のよかった大谷は、思いをバットに乗せた。8回1死一塁で代打出場。カウント2―2から粘って9球目の外角低めスライダーに食らいつき一、二塁間を破り右前安打。弔いの一打で打率は3割を超え3割3厘になった。
試合前、大谷は球団を通してコメントを発表。「昨年エンゼルスに入団以来のチームメートで親しかったスカッグス投手が突然亡くなられた悲しみの中、発する言葉もありません。今は只々同投手のご冥福を心からお祈りしております」と胸の内を明かした。
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エ軍ナインはスカッグスの背番号「45」のワッペンをユニホームの胸につけて、ユニホームをベンチに飾り、ロースター25人枠も1枠を空けて戦った。敵地ながらスコアボードやマウンド後方には「45」が記された。試合前には黙とうもささげられた。ナインの悲しみは一夜で消えることは、あり得ない。だが、どんな白星よりも重く、意味のある1勝となった。
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エンゼルス・大谷翔平投手(25)が3日(日本時間4日)、2試合ぶりに先発復帰して「3番・DH」でフル出場。右に左に2本の二塁打を放った。
“らしさ”を十二分に発揮した。3打席目、右中間へ打球速度105マイル(約169キロ)の強烈な二塁打を放つと、4打席目には左翼の頭を越える二塁打。「本塁打は二塁打の延長」という信念の大谷にとって、納得のマルチ二塁打に「ボールの見極めもよかったですし、打ちにいった球への反応もよかったかなと思っています」とうなずいた。
2日前に仲もよかったタイラー・スカッグス投手(享年27)が急死。チームはこの日から全試合でスカッグスの名前と背番号45が入ったバッジを着けてプレーすることを発表した。大谷はクラブハウスでは机を隔てて正面がスカッグスの席だった。今でも帽子、シャツ、スパイク、グラブが元通りに置かれ、背番号「45」のユニホームがかけられている。
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「切り替えろという方が無理だと思う」と心境を吐露。だが「まだまだポストシーズンの可能性もありますし、シーズンは待ってくれない。なんとかシーズンが終わったときに、墓前にチャンピオンズリングを持っていけたらなと思います」と気持ちを新たにした。
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エンゼルス・大谷翔平投手(24)が4日(日本時間5日、午前9時5分開始予定)、敵地のレンジャーズ戦のスタメンに、2試合連続「3番・指名打者」で名を連ねた。前夜は2本の二塁打を放つなど、4打数2安打だった。
レンジャーズ先発は、右腕のランス・リン投手(32)。今季はこれまでリーグ2位の10勝(4敗)を挙げるなど好調を維持している。トミー・ジョン手術を受けてメジャー登板がなかった16年を除くと、12年から今年まで7季連続で2ケタ勝利を記録する実績あるベテランだ。大谷は昨季5月に対戦して一ゴロ、左飛、左安の3打数1安打だった。
7月5日には、25歳の誕生日を迎える大谷。この日が24歳の最終戦だ。試合前はキャッチボールや屋外での打撃練習を行わずに調整。メジャー1年目で新人王獲得、トミー・ジョン手術、サイクル安打…など激動の1年を過ごした背番号17が、24歳を締めくくる。
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エンゼルス・大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、敵地のレンジャーズ戦に「3番・指名打者」で先発フル出場。5打数2安打で、24歳ラストゲームを締めくくった。
高い技術を見せた、今季19度目のマルチ安打だった。初回1死の1打席目は、内野手の3人を一、二塁間に置く「大谷シフト」の裏をかく左前安打。見逃せばボールかという外角のツーシームをいとも簡単に逆方向にはじき返して、がら空きとなった三塁線を抜いた。
3回2死一塁の2打席目は内角球にバットを真っ二つに折られながらも、しっかりバットを振り切ったことが功を奏して中前安打。この試合でハーラートップに並ぶ11勝を挙げた先発右腕・リンもお手上げだった。
3打席目以降は快音が聞かれなかったが、2試合にまたがって4打席連続安打をマーク。前夜に「ボールの見極めもよかったですし、打ちにいった球への反応もよかった」と話していた通りの打撃を見せ、打率は3割1分にまで上がった。直近10試合では33打数16安打、4割8分5厘と乗っている。6月は月間で32安打、9本塁打、22打点と、いずれも2年目で自己最多の数字を残した。
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5日に25歳の誕生日を迎える。日本時間との時差はあるが、トミー・ジョン手術、新人王、サイクル安打―と多くの経験をした24歳としての集大成を見せた。球宴前の前半戦は敵地でのアストロズ3連戦を残すだけ。またひとつ大人の階段を上る大谷の、25歳スタートダッシュに注目が集まる。
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エンゼルス・大谷翔平投手(25)が7日(日本時間8日)、敵地のアストロズ戦に、「3番・指名打者」で先発フル出場。同点の3回1死二塁の2打席目に、一時勝ち越しとなる左翼看板直撃の14号2ランを放つなど6打数1安打2打点だった。試合は一時5点のリードを奪いながら、投手陣が踏ん張れずに延長10回にサヨナラ負け。借金1で後半戦を迎えることになった。
2試合ぶりの豪快な一発を放った大谷だが、試合後は体調不良を訴えて取材対応はなかった。4日間、オールスターのために試合はないとは言え、後半戦へ向けて状態が心配される。
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エンゼルス・大谷翔平投手(25)が7日(日本時間8日)、敵地のアストロズ戦に「3番・指名打者」で先発フル出場。3回1死三塁の2打席目に、左中間スタンドへ飛距離121メートルの14号2ランを放ち、今季最長7試合連続安打で前半戦を締めくくった。試合後は体調不良を訴えて取材対応はなし。右肘手術から復帰し、一気に駆け抜けた2か月間を安藤宏太記者が「見た」。
なかなか落ちてこない打球は、気づいた時には左中間席の看板に直撃した。大谷の逆方向への打球は予想以上にグングン伸びて、中継のテレビカメラはボールを追えず、敵地のファンも一瞬静まりかえった。
初球の失投を一振りで捉えた。先発右腕・ウルキーディの低めの直球をジャストミート。2試合ぶりの一発は、一時勝ち越しとなった14号2ランだ。3打席目以降は快音なく6打数1安打2打点。試合後は体調不良を訴えて取材を回避した。チームは5点差を逆転されてサヨナラ負けし、借金1で前半戦を終えたこともあり表情はさえなかった。だが、今季最長の7戦連続安打、直近10戦5発と、確かな手応えはつかんだ。
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