ワクチン接種後、免疫細胞の活性化を抑える働きのPD1が発現
新型コロナウイルスワクチンの効果が若い世代に比べて低いとされる高齢者では、免疫細胞の活性化を抑える働きがあるタンパク質「PD1」がワクチン接種後、強く発現していることが分かったと、京都大チームが12日、国際科学誌に発表した。
一般的に免疫機能は加齢とともに低下する。チームは、ファイザー製ワクチンを接種した20代から60代前半までの約100人と、65歳以上の高齢者約100人を調査。ワクチンの1回目と2回目接種の後に血液を採取して抗体の量などを調べた。
2回目接種後、免疫細胞の一種「ヘルパーT細胞」でのPD1の発現量は若い世代より高齢者で高かった。
一般的に免疫機能は加齢とともに低下する。チームは、ファイザー製ワクチンを接種した20代から60代前半までの約100人と、65歳以上の高齢者約100人を調査。ワクチンの1回目と2回目接種の後に血液を採取して抗体の量などを調べた。
2回目接種後、免疫細胞の一種「ヘルパーT細胞」でのPD1の発現量は若い世代より高齢者で高かった。