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ちすけちゃんのスレ-3
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ちすけちゃんの日記、忘備録
特にドラマチックなことはない毎日です
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昭和17年の夏、岡山に住んでいた。
役場から突然「猫を供出せよ」とのお達しがあった。
うちの飼い猫は、私が物心ついたころから我が家にいた。
名前はタマという。
学校から帰り、「タマ」と呼ぶと、「ニャッ」と答えるだけで、いつもかまどのそばで丸くなり寝ている老いた猫だった。
「猫をどーするねん?」。
役場の人に尋ねると、「アッツ島を守っとる兵隊さんのコートの裏毛になるんじゃ。アッツ島は寒うてのう。零下40度にもなるんじゃ。お国の役に立つんじゃで、めでたい」と言った。
そして次の日の昼までに役場に連れてくるよう指示して、帰った。
私は母に言った。
「山に隠そうや。お墓の裏なら、誰にも見つからんで…」。
しかし、母は首を横に振った。
「そねーなことをして見つかったら、大事じゃ。憲兵に連れていかれる。軍のお達しじゃ、聞かないけん」と言い返してきた。
931
私は泣きながら、近所の神社へ走った。
神社には大きな杉の木が6、7本あり、南側は川だった。
そこはどこからも見えないので、大声で泣いた。
「タマは殺されるんじゃ。可哀そうじゃ」。
升で量りたいほど涙が出た。
顔が腫れていた。
夕方、家に帰ると、タマはもういなくなっていた。
私のいない間に父が連れて行ったようだ。
アッツ島で日本軍は玉砕している。
私の猫はどうなったのだろう。
夏休みの時期になると思い出す。
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>>922
そこからはカレースプーンの出番ですよ
残っている種の周りにカレースプーンを右上右下左上左下って4箇所くらい差し入れると種は外れますよ
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>>931
これ、犬もそうだったのよ
非常時に愛玩動物など無駄である、愛玩動物に余分な食料を食べさせるな
猫と同じくコートになる子もいれば、訓練できる犬は訓練して背中に爆弾をくくりつけられて戦車に突撃させられた子もいる
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馬や足は農耕の動力として家庭に残されたけど、動物園の動物は餓死させられたしね
上野動物園には目立たない隅の方にその時に餓死させられたり銃殺や毒殺された動物の供養塔があるよ
余り語られない負の歴史だよね
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銅や鉄、アルミの供出もあった
お寺の鐘や家庭からは鍋釜がほぼ強制的に没収されたし
飛行機などの燃料を買うために金銀ダイヤモンドも供出されてたよね
供出する時にどこそこの誰さんが何をどれくらいみたいなリストは作ったけど、全て愛国という名のもとに取り上げられただけ
出し渋っていると非国民と言われ酷い目に遭わされるし、自分の忠誠心を見せるために自分の金歯を出した人もいる
ウチはおばあちゃんが結婚指輪を取り上げられて帰ってこなくてボケてからすごく指輪に執着をみせて傷の深さを知らされたよ
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今日の猫
ハチミツは見張り台に猫ベッド
エアコンを入れると寒いのか冬用のベッドに入ってる
すごく偉そうな、威厳ある顔をしてるけどさ
さっきまで猫じゃらしを追いかけてたのに^ ^
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反対に、もう高いところには飛び上がれなくなった牛猫ちゃんは床にいます
取り込んだバスタオルとタオルケットが気持ちが良いようでどっかりと寝転んでいます
これはもう牛猫ちゃんが飽きるまでこのまま^ ^
飽きたらまた洗い直し
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