593 稲を食い荒らす大型の巻き貝「ジャンボタニシ」(スクミリンゴガイ)による被害が各地で相次いでいる。佐賀県は今月5日、平年の約3倍の生息数を確認したなどとして注意報を発表。千葉県では食害を受けた稲が平年の3倍超に上る。なぜ被害が広がっているのか。 【閲覧注さ意】稲に群がるジャンボタニシ ◇半分食べられた田んぼも 「今年は数が多く、約半分の苗が食害にあった田んぼもある。収量減につながるため、地域の大きな問題になっている」。千葉県山武市など九十九里浜に面した地域を管轄する県山武農業事務所の風戸治子・改良普及課長は、ジャンボタニシの食害に頭を抱える。稲の植え替え作業に追われた農家も少なくないという。 ジャンボタニシは南米原産の外来種で、貝の大きさは2〜7センチ程度。農林水産省によると1981年に食用目的で台湾から輸入されたが普及せず、養殖業者の廃業などで放置され、農業水路や水田で野生化した。田植えしてから2〜3週間までの柔らかい苗を好んで食べるため、各地で食害が問題になっている。 ◇佐賀県、5年ぶり「注意報」 佐賀県は今月5日、被害多発が予想されるとして初めての「注意報」を発表。 匿名さん2024/06/28 15:32