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プラトニックラブは-5
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😱
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品川さんだけが「もっと苦しめ!」と針生先生に言わせていた。
私「皆んなを巻き込んでごめんなさい。慣れている。私は、慣れているから大丈夫。」
針生先生「学長の血縁者以外、会話しないでください。」
私「先生、彼女は関係ないから、やめて。何も彼女は、知らない。貴方のいうことを守るから、誰も傷つけないで。」
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砂場さん、クラスの女子達、男子達は苦しんでいた。
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砂場さん「高校の時、何があったの?もしかして今みたいな。」
私は、泣きそうになりながら、否定しなかった。
私「皆んなを巻き込んでごめんなさい。慣れているから。私は、高校みたいになりたくなくて、誰も味方がいなかった。慣れないといけない…。ごめんね。貴女に会えて良かった。迷惑かけてごめんね。皆んなにも、大丈夫って伝えて。」
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砂場さん「あいつ、クズだな。誰も振り向いてもらえないからって。脅すのもいい加減にしろ!だから遠くの大学だった。私だって耐えられないよ。」
私「砂場さん、貴女は優しいから。悩んではダメよ。私には、高校の時、誰も味方がいなかった。誰かに辛いって言えたら良かった。聞いてくださりありがとう。針生先生に貴女と話しているのを聞かれたら、貴女が。大丈夫。」
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針生先生「今日も、誰とも話していませんね。」
私は、下を向きながら頷いた。
針生先生「貴女が二年間、一緒のクラスだった男性が貴女に暴言を吐いていた。」
私「はい。私が生きているだけで、反吐が出るくらい嫌いだ。こんな人間が存在していると思うだけで、ムカつく。同じ空気も吸いたくない。」
針生先生「それを言われて、貴方はどうされましたか?」
私「ごめんなさいと謝り、話していません。」
針生先生「数学の教師は何と。」
私「貴方まで言われてしまうから、授業中は言わないで。」
針生先生「どうして男子生徒がそこまで言ったか貴女はわかりませんよね。」
私「私のことが嫌いだからです。」
針生先生は、私を叩こうとした。
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私「やめて。私のことを嫌いだったら、無視して。」
私は、蹲り、泣き出した。
針生先生「違う。僕はなぜ…男子生徒と同じことを。」
私「私のことを嫌いですよね。やめて。」
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針生先生は、笑い出した。
針生先生「数学の教師が、男子生徒の意識に気がついた。あんなに嫌いだと騒いでいたのに、クラスから貴女が去っていったら喜ぶかと思いきや元気がない。だから、男子生徒をからかった。そうしたら本音が出た。何だ、やはり同じだった。見てもらいたいからそうした。笑わせるな!僕はそんな人間ではない。」
私はキョトンとした。
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針生先生「貴女は、勘違いしている。高3になって、彼はクラスに来た。」
私「はい。あれ?と思って、武田君などに用かなと思い、目が合わないようにしました。」
針生先生「そうしたらどう言って来たのですか?」
私「彼は居なくなって気が抜けた。私は、嫌な相手がいなくなるとそういうものですよ。私からは話しかけないから、安心してくださいとお伝えしました。」
針生先生「そうしたら、彼はどう言って来たのですか?」
私「ごめんと。私は謝らなくて良いですよ。私も嫌いな人は、学校にはいないけど、制服を着て歩いていると中学の同級生に偏差値50台のバカ学校と藤澤玲奈に言われたから。偏差値50じゃないわよ。62よと言い返したいけど相手にしないわ。これでも悩み事があるのよ。貴方に言ってごめんねと言って別れた。」
針生先生「そうですか。」
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針生先生「何も言われなかったのですか。」
私「飯野を救って、俺は教師に向いていないと言っていました。数学の教師に向いているのは、君だと言って去って行きました。」
針生先生「貴女はなぜ。僕はどうしたら?」
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針生先生「貴女を嫌っていたのは、少数の嫉妬だった。」
私「嫉妬って仰ってくださるのは本当にありがとうございます。でも、本当にわからない人はいるから。同じミスはしたくないから。」
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