003 1964(昭和39)2:00過ぎ、東京・世田谷区の俳優・高島忠夫(34)方で、看護婦と一緒に寝ていた長男・道夫ちゃん(生後5ヶ月)の姿が見えなくなった。異常に気づいたのはお手伝いのA子(17)で、「変な物音がした」、「工員風の男を見た」と言っていたため、夫人・花代さん(32)は110番通報、念の為に調べた浴槽の中から道夫ちゃんの遺体を発見した。まもなく、A子が道夫ちゃん殺害を自供した。 匿名さん2015/06/05 01:48
004 A子は新潟・佐渡島出身。農家の4人姉妹の末っ子だった。高校受験に失敗し上京、墨田区の「三和科学」に女工として就職したのだが、高島家でお手伝いを探していると偶然知り合いから聞かされたため、すぐに退職した。 1963(昭和38)年7月、晴れて憧れの世界、芸能界で活躍する高島忠夫宅で働くことになったA子は道夫ちゃんをとてもかわいがっていたという。A子自身もまだ幼い年齢ということもあって、高島夫妻にはかわいがられていた。 しかし、A子には悪い癖がつき始める。夫人の豪華なアクセサリーなどを身近に見ているうちに、それを盗むようになったのである。4月にはお客のハンドバッグから1万円をくすねた。この件で忠夫はA子を辞めさせようとしたが、反省していたようなので許すことにした。 匿名さん2015/06/06 00:25
005 そのうち高島家では看護婦・X子さん(29)が雇われた。道夫ちゃん専属の看護婦で、大学病院で勤務経験があり、給与はA子の3倍はもらっていた。A子は自然とX子さんを意識するようになった。 A子の方は忠夫氏の付き人を任されるようになり、一緒に舞台の仕事に出かけるようになった。そしてA子に代わって、新たに家政婦・Y子さん(69)が雇われた。 忠夫氏の舞台が終わると、A子はお手伝いに戻ることになったのだが、その頃にはY子さんが家のことを取しきるようになっていた。 匿名さん2015/06/07 00:03
006 事件の数日前、A子は風邪をひいていた。夫人に道夫には近づかないように」と言われたのだが、A子はこれをX子さんの忠告によるものだと思いこんだ。 また夫妻は8月28日から海外に旅立ち1ヶ月は戻らない予定だった。夫人はX子さんには「お土産買ってくるからね」と言っていたが、自分には言ってもらえなかったため、不満がつのり始める。 匿名さん2015/06/07 06:01
007 事件の日の深夜、X子さんの部屋から道夫ちゃんの声が聞こえた。部屋では道夫ちゃんが目を覚ましており、しばらくはあやしていたが、A子は道夫ちゃんを抱きかかえると、風呂場に連れて行った。服を着たまま湯船につけられた道夫ちゃんははしゃいでいた。そんな道夫ちゃんを見て、A子は思った。 「この子さえいなければ、X子が大切にされることもなくなり、自分も以前のように高島夫妻にかわいがられる」 17歳の少女は、そのまま道夫ちゃんを沈めて蓋を閉め殺害した。 1965(昭和40)年6月、東京地裁はA子に懲役3年〜5年の不定期刑を言い渡した。 匿名さん2015/06/07 06:01