たしかに36度は猛暑だよそれに異論はない
ただ、おれはそん状況で普通に炎天下のもと肉体労働してるんだよな。いや、それは仕方ないよ。自分がそれだけ逃げの一途をたどった青年期のツケだからね。幸い俺は体だけは丈夫で働くこと自体はそんない嫌でもない。それでも、家に帰ればスーパーで安い食材を吟味して精一杯美味しく調理してくれる奥さんには本当に感謝しても感謝しきれない。記念日に渡せるプレゼントなんて、せいぜいがら2万円程度の装飾品と、少し背伸びしたレストランでの食事くらい。それでも妻は笑顔で喜んでくれる。ただな、俺には妻がいないんだ。もちろん彼女もいない。
