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白鳩の部屋(白・ω・鳩)-3
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白鳩会
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マーボスレも荒らせて(笑)…(*´-`)
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昭和46年は統一地方選、参院選の年だが、自民党は年の初めから小林武治法相の辞任問題という手痛い失点をしてしまう。
普通、参院議員の入閣は一度きりだが、小林は佐藤首相や重宗参院議長との関係が良好で、厚相、郵政相二回、法相と異例の四度目の入閣を果たしていた。
この小林が1月18日に静岡県知事選応援のため浜松で行なった演説が問題となった。
「東京において自民党議員は不眠不休で政府と協力して予算編成に当たっているが、野党の諸君はおそらく郷里に帰って炬燵に入っているに違いない。衆参両院で毎日野党の諸君は大きな声を出して悪口をいい、批判をし、あげ足をとって新聞にでかい活字で、なんのなにがしがいったと出るが、予算審議を二ヵ月間やっても予算が一銭でも直ったことがあるか。なるほど国会というものはギャーギャー騒いでいるが、予算については力ないものであるということがおわかりと思う。
いまの憲法で予算というものは国会を通過しないと成立しないから、形式的にはお祭り的に国会にかけなくてはならない。声だけでかいが中身はあまりない。退屈で居眠りが出る」
この小林演説を社会党が衆院予算委員会で取り上げた。
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2月9日、社会党の久保三郎、田中武雄が追及にかかった。
小林発言は、バカバカしい選挙民相手の政談演説と聞き流してしまえばそれまでであったが、法の番人たる法相がと、これをまともに正面から閣僚の発言として取り上げれば、確かに問題発言となる。野党議員を愚弄し、国会の予算審議を茶化す大臣発言となれば、まさに政府攻撃の好材料であった。
弁明に立った小林法相は、この演説の事実を認め「選挙のときは多少誇張したり、おもしろおかしくしゃべらなければ聞いてくれない。行き過ぎがあればお詫びする」と陳謝した。しかし野党側は納得せず、委員会は騒然となった。久保委員はさらに用意した録音テープを取り出して、これをかけることを要求したが、中野四郎予算委員長が許可しなかったため委員会の審議は中断する。
このあと社公民の各委員が関連質問に立ち「法相のいうように予算にタッチ出来ないなら、野党は全員引きあげる」と委員会から退場を始めたため、一旦休憩となる。
事態は、かつて倉石農相の憲法メカケ論で、国会が長期にわたって空転した時と同様の様相をみせてきた。
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2月9日、社会党の久保三郎、田中武雄が追及にかかった。
小林発言は、バカバカしい選挙民相手の政談演説と聞き流してしまえばそれまでであったが、法の番人たる法相がと、これをまともに正面から閣僚の発言として取り上げれば、確かに問題発言となる。野党議員を愚弄し、国会の予算審議を茶化す大臣発言となれば、まさに政府攻撃の好材料であった。
弁明に立った小林法相は、この演説の事実を認め「選挙のときは多少誇張したり、おもしろおかしくしゃべらなければ聞いてくれない。行き過ぎがあればお詫びする」と陳謝した。しかし野党側は納得せず、委員会は騒然となった。久保委員はさらに用意した録音テープを取り出して、これをかけることを要求したが、中野四郎予算委員長が許可しなかったため委員会の審議は中断する。
このあと社公民の各委員が関連質問に立ち「法相のいうように予算にタッチ出来ないなら、野党は全員引きあげる」と委員会から退場を始めたため、一旦休憩となる。
事態は、かつて倉石農相の憲法メカケ論で、国会が長期にわたって空転した時と同様の様相をみせてきた。
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2月9日、社会党の久保三郎、田中武雄が追及にかかった。
小林発言は、バカバカしい選挙民相手の政談演説と聞き流してしまえばそれまでであったが、法の番人たる法相がと、これをまともに正面から閣僚の発言として取り上げれば、確かに問題発言となる。野党議員を愚弄し、国会の予算審議を茶化す大臣発言となれば、まさに政府攻撃の好材料であった。
弁明に立った小林法相は、この演説の事実を認め「選挙のときは多少誇張したり、おもしろおかしくしゃべらなければ聞いてくれない。行き過ぎがあればお詫びする」と陳謝した。しかし野党側は納得せず、委員会は騒然となった。
久保委員はさらに用意した録音テープを取り出して、これをかけることを要求したが、中野四郎予算委員長が許可しなかったため委員会の審議は中断する。
このあと社公民の各委員が関連質問に立ち「法相のいうように予算にタッチ出来ないなら、野党は全員引きあげる」と委員会から退場を始めたため、一旦休憩となる。
事態は、かつて倉石農相の憲法メカケ論で、国会が長期にわたって空転した時と同様の様相をみせてきた。
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2月9日、社会党の久保三郎、田中武雄が追及にかかった。
小林発言は、バカバカしい選挙民相手の政談演説と聞き流してしまえばそれまでであったが、法の番人たる法相がと、これをまともに正面から閣僚の発言として取り上げれば、確かに問題発言となる。野党議員を愚弄し、国会の予算審議を茶化す大臣発言となれば、まさに政府攻撃の好材料であった。
弁明に立った小林法相は、この演説の事実を認め「選挙のときは多少誇張したり、おもしろおかしくしゃべらなければ聞いてくれない。行き過ぎがあればお詫びする」と陳謝した。しかし野党側は納得せず、委員会は騒然となった。
久保委員はさらに用意した録音テープを取り出して、これをかけることを要求したが、中野四郎予算委員長が許可しなかったため委員会の審議は中断する。
このあと社公民の各委員が関連質問に立ち「法相のいうように予算にタッチ出来ないなら、野党は全員引きあげる」と委員会から退場を始めたため、一旦休憩となる。
事態は、かつて倉石農相の憲法メカケ論で、国会が長期にわたって空転した時と同様の様相をみせてきた。
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2月9日、社会党の久保三郎、田中武雄が追及にかかった。
小林発言は、バカバカしい選挙民相手の政談演説と聞き流してしまえばそれまでであったが、法の番人たる法相がと、これをまともに正面から閣僚の発言として取り上げれば、確かに問題発言となる。野党議員を愚弄し、国会の予算審議を茶化す大臣発言となれば、まさに政府攻撃の好材料であった。
弁明に立った小林法相は、この演説の事実を認め「選挙のときは多少誇張したり、おもしろおかしくしゃべらなければ聞いてくれない。行き過ぎがあればお詫びする」と陳謝した。しかし野党側は納得せず、委員会は騒然となった。
久保委員はさらに用意した録音テープを取り出して、これをかけることを要求したが、中野四郎予算委員長が許可しなかったため委員会の審議は中断する。
このあと社公民の各委員が関連質問に立ち「法相のいうように予算にタッチ出来ないなら、野党は全員引きあげる」と委員会から退場を始めたため、一旦休憩となる。
事態は、かつて倉石農相の憲法メカケ論で、国会が長期にわたって空転した時と同様の様相をみせてきた。
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2月9日、社会党の久保三郎、田中武雄が追及にかかった。
小林発言は、バカバカしい選挙民相手の政談演説と聞き流してしまえばそれまでであったが、法の番人たる法相がと、これをまともに正面から閣僚の発言として取り上げれば、確かに問題発言となる。野党議員を愚弄し、国会の予算審議を茶化す大臣発言となれば、まさに政府攻撃の好材料であった。
弁明に立った小林法相は、この演説の事実を認め「選挙のときは多少誇張したり、おもしろおかしくしゃべらなければ聞いてくれない。行き過ぎがあればお詫びする」と陳謝した。しかし野党側は納得せず、委員会は騒然となった。
久保委員はさらに用意した録音テープを取り出して、これをかけることを要求したが、中野四郎予算委員長が許可しなかったため委員会の審議は中断する。
このあと社公民の各委員が関連質問に立ち「法相のいうように予算にタッチ出来ないなら、野党は全員引きあげる」と委員会から退場を始めたため、一旦休憩となる。
事態は、かつて倉石農相の憲法メカケ論で、国会が長期にわたって空転した時と同様の様相をみせてきた。
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休憩中、予算委員会の理事折衝で、自民党側は「佐藤首相の陳謝」を収拾案として提案したが、野党側は応じない。午後5時半、小林法相が自発的に辞表を提出したことで、ようやく審議は軌道に乗る。法相は一時、秋田自治相の兼務とした。
建国記念日の2月11日、佐藤首相は招かれて重宗雄三参議院議長の誕生パーティに出席する。ここで佐藤は小林辞任のいきさつを重宗に説明、本来なら後任は参議院から出すべきだが、次の内閣改造まで このポストは預かりたいと話して了承を得る。佐藤は総裁四選に際して約束した形になっている前尾繁三郎の入閣を、もう一度押してみる積りだった。
参議院分の大臣席を一時借りた形になった法相のポストは、2月17日になって前尾が就任を断わって来たので、その日のうちに衆議院佐藤派の植木庚子郎を後任に発令した。植木の法相は池田内閣以来九年ぶり、ベテランの起用で失言を防ぐ意図があったと思われる。
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休憩中、予算委員会の理事折衝で、自民党側は「佐藤首相の陳謝」を収拾案として提案したが、野党側は応じない。午後5時半、小林法相が自発的に辞表を提出したことで、ようやく審議は軌道に乗る。法相は一時、秋田自治相の兼務とした。
建国記念日の2月11日、佐藤首相は招かれて重宗雄三参議院議長の誕生パーティに出席する。ここで佐藤は小林辞任のいきさつを重宗に説明、本来なら後任は参議院から出すべきだが、次の内閣改造まで このポストは預かりたいと話して了承を得る。佐藤は総裁四選に際して約束した形になっている前尾繁三郎の入閣を、もう一度押してみる積りだった。
参議院分の大臣席を一時借りた形になった法相のポストは、2月17日になって前尾が就任を断わって来たので、その日のうちに衆議院佐藤派の植木庚子郎を後任に発令した。植木の法相は池田内閣以来九年ぶり、ベテランの起用で失言を防ぐ意図があったと思われる。
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