000
白鳩の部屋(白・ω・鳩)-3
+本文表示
白鳩会
563
564
暮れも押しつまった12月28日、まだ前尾の秘書をやっていた安田が来て
「来年の1月から3月の間に前尾は宏池会会長をやめざるを得なくなる。元旦の日に、大平が前尾の家に表敬に来てくれればありがたいのだが」
といった。私は大平にこのことを取り次ぎ、大平は快く引き受けた。そのあと
「君はもっとおれのことを考えてほしい」
とつぶやくようにいった。
〈どういうことなのかな、大平のそばにいてくれ、ということか〉と思ったが、さほど気にもせず、しばらくして私はこれも忘れてしまった。
昭和46年の新春、荒川の金子先生と話をしていたら
「伊藤さんは大平さんを本当に総理にする、という願いを立てたらどうですか」といわれた。
「あの大平をですか?まず現状では無理じゃあないですか」
「あなたはすぐ捨ててしまう。だからいけない。一度あなたから願いを出されるとよい」
「それでは2月の初めにお届けします」
どうして金子先生がこういうことをいい出したのか、私にもよく判らない。何年かあとになって、先生自身「どうしてあんなことをいったのだろうか」と打ち明けてくれた。まして、私自身には思い当たるものは何もなかった。
565
暮れも押しつまった12月28日、まだ前尾の秘書をやっていた安田が来て
「来年の1月から3月の間に前尾は宏池会会長をやめざるを得なくなる。元旦の日に、大平が前尾の家に表敬に来てくれればありがたいのだが」
といった。私は大平にこのことを取り次ぎ、大平は快く引き受けた。そのあと
「君はもっとおれのことを考えてほしい」
とつぶやくようにいった。
〈どういうことなのかな、大平のそばにいてくれ、ということか〉と思ったが、さほど気にもせず、しばらくして私はこれも忘れてしまった。
昭和46年の新春、荒川の金子先生と話をしていたら
「伊藤さんは大平さんを本当に総理にする、という願いを立てたらどうですか」といわれた。
「あの大平をですか?まず現状では無理じゃあないですか」
「あなたはすぐ捨ててしまう。だからいけない。一度あなたから願いを出されるとよい」
「それでは2月の初めにお届けします」
どうして金子先生がこういうことをいい出したのか、私にもよく判らない。何年かあとになって、先生自身「どうしてあんなことをいったのだろうか」と打ち明けてくれた。まして、私自身には思い当たるものは何もなかった。
566
荒らすな!(*´-`)ここはおいの聖域や!
567
昭和46年は統一地方選、参院選の年だが、自民党は年の初めから小林武治法相の辞任問題という手痛い失点をしてしまう。
普通、参院議員の入閣は一度きりだが、小林は佐藤首相や重宗参院議長との関係が良好で、厚相、郵政相二回、法相と異例の四度目の入閣を果たしていた。
この小林が1月18日に静岡県知事選応援のため浜松で行なった演説が問題となった。
「東京において自民党議員は不眠不休で政府と協力して予算編成に当たっているが、野党の諸君はおそらく郷里に帰って炬燵に入っているに違いない。衆参両院で毎日野党の諸君は大きな声を出して悪口をいい、批判をし、あげ足をとって新聞にでかい活字で、なんのなにがしがいったと出るが、予算審議を二ヵ月間やっても予算が一銭でも直ったことがあるか。なるほど国会というものはギャーギャー騒いでいるが、予算については力ないものであるということがおわかりと思う。いまの憲法で予算というものは国会を通過しないと成立しないから、形式的にはお祭り的に国会にかけなくてはならない。声だけでかいが中身はあまりない。退屈で居眠りが出る」
この小林演説を社会党が衆院予算委員会で取り上げた。
568
昭和46年は統一地方選、参院選の年だが、自民党は年の初めから小林武治法相の辞任問題という手痛い失点をしてしまう。
普通、参院議員の入閣は一度きりだが、小林は佐藤首相や重宗参院議長との関係が良好で、厚相、郵政相二回、法相と異例の四度目の入閣を果たしていた。
この小林が1月18日に静岡県知事選応援のため浜松で行なった演説が問題となった。
「東京において自民党議員は不眠不休で政府と協力して予算編成に当たっているが、野党の諸君はおそらく郷里に帰って炬燵に入っているに違いない。衆参両院で毎日野党の諸君は大きな声を出して悪口をいい、批判をし、あげ足をとって新聞にでかい活字で、なんのなにがしがいったと出るが、予算審議を二ヵ月間やっても予算が一銭でも直ったことがあるか。なるほど国会というものはギャーギャー騒いでいるが、予算については力ないものであるということがおわかりと思う。いまの憲法で予算というものは国会を通過しないと成立しないから、形式的にはお祭り的に国会にかけなくてはならない。声だけでかいが中身はあまりない。退屈で居眠りが出る」
この小林演説を社会党が衆院予算委員会で取り上げた。
569
しかしまーショボい荒らしやなw(*´-`)
570
昭和46年は統一地方選、参院選の年だが、自民党は年の初めから小林武治法相の辞任問題という手痛い失点をしてしまう。
普通、参院議員の入閣は一度きりだが、小林は佐藤首相や重宗参院議長との関係が良好で、厚相、郵政相二回、法相と異例の四度目の入閣を果たしていた。
この小林が1月18日に静岡県知事選応援のため浜松で行なった演説が問題となった。
「東京において自民党議員は不眠不休で政府と協力して予算編成に当たっているが、野党の諸君はおそらく郷里に帰って炬燵に入っているに違いない。衆参両院で毎日野党の諸君は大きな声を出して悪口をいい、批判をし、あげ足をとって新聞にでかい活字で、なんのなにがしがいったと出るが、予算審議を二ヵ月間やっても予算が一銭でも直ったことがあるか。なるほど国会というものはギャーギャー騒いでいるが、予算については力ないものであるということがおわかりと思う。いまの憲法で予算というものは国会を通過しないと成立しないから、形式的にはお祭り的に国会にかけなくてはならない。声だけでかいが中身はあまりない。退屈で居眠りが出る」
この小林演説を社会党が衆院予算委員会で取り上げた。
571
昭和46年は統一地方選、参院選の年だが、自民党は年の初めから小林武治法相の辞任問題という手痛い失点をしてしまう。
普通、参院議員の入閣は一度きりだが、小林は佐藤首相や重宗参院議長との関係が良好で、厚相、郵政相二回、法相と異例の四度目の入閣を果たしていた。
この小林が1月18日に静岡県知事選応援のため浜松で行なった演説が問題となった。
「東京において自民党議員は不眠不休で政府と協力して予算編成に当たっているが、野党の諸君はおそらく郷里に帰って炬燵に入っているに違いない。衆参両院で毎日野党の諸君は大きな声を出して悪口をいい、批判をし、あげ足をとって新聞にでかい活字で、なんのなにがしがいったと出るが、予算審議を二ヵ月間やっても予算が一銭でも直ったことがあるか。なるほど国会というものはギャーギャー騒いでいるが、予算については力ないものであるということがおわかりと思う。いまの憲法で予算というものは国会を通過しないと成立しないから、形式的にはお祭り的に国会にかけなくてはならない。声だけでかいが中身はあまりない。退屈で居眠りが出る」
この小林演説を社会党が衆院予算委員会で取り上げた。
572
昭和46年は統一地方選、参院選の年だが、自民党は年の初めから小林武治法相の辞任問題という手痛い失点をしてしまう。
普通、参院議員の入閣は一度きりだが、小林は佐藤首相や重宗参院議長との関係が良好で、厚相、郵政相二回、法相と異例の四度目の入閣を果たしていた。
この小林が1月18日に静岡県知事選応援のため浜松で行なった演説が問題となった。
「東京において自民党議員は不眠不休で政府と協力して予算編成に当たっているが、野党の諸君はおそらく郷里に帰って炬燵に入っているに違いない。衆参両院で毎日野党の諸君は大きな声を出して悪口をいい、批判をし、あげ足をとって新聞にでかい活字で、なんのなにがしがいったと出るが、予算審議を二ヵ月間やっても予算が一銭でも直ったことがあるか。なるほど国会というものはギャーギャー騒いでいるが、予算については力ないものであるということがおわかりと思う。
いまの憲法で予算というものは国会を通過しないと成立しないから、形式的にはお祭り的に国会にかけなくてはならない。声だけでかいが中身はあまりない。退屈で居眠りが出る」
この小林演説を社会党が衆院予算委員会で取り上げた。
※このスレッドのコメントはこれ以上投稿できません。