>>760
私たちの脳には「爬虫類脳」と呼ばれる原始的な領域があります。
飢えや恐怖、怒りや劣情のもとになっている部分です。
この脳の部位は、「食いっぱぐれないこと」と「安全でいられること」をひたすら求めます。
必死なら死に物狂いで戦うことを自分に命じますが、可能なら🔴逃げる方を選択します。
その一方で、すぐに怒り出したりもします。
爬虫類脳にとっては仲間の中で自分がどんな地位にあるのか生き残れるのかどうかのカギを握りますから、他人からどう思われているかをとても気にします。
この原因になっているのは「恐怖心」です。
自分の考えを形にして人に与えようとしたときに、自分は、いったいどうなるのだろうか、という恐れの気持ちです。
この心理は、自分を病気にかからせ、やるべきことを先延ばしにさせ、何よりやっかいなのは、🔴「言い訳」を考え出し、次から次へと自分を正当化する理由を見つけます。
このような心の動きは百万年前から続いてきました。
原始的な爬虫類脳は、「人間らしい」機能をもつ大脳新皮質より進化的に古く、クリエイティブ能力を完全に潰してしまえるくらいの強い力をもっています。