397 神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦。巨人先発の菅野はランナーを出しながらも要所を抑える粘投を見せたが、打線は好機に一本を出せず五回まで両チーム無得点。しかし、六回に菅野が無死満塁から併殺打の間に先制点を献上するなど2点の先行を許してしまった。反撃したい打線も九回に無死一、二塁のチャンスを迎えたが、ここも走者を返せず0対2で試合終了。対戦成績は、ヤクルトのアドバンテージ1勝を含めて1勝3敗となり、ヤクルトが日本シリーズへ王手をかけた。 巨人は先発が菅野。ヤクルトは館山。 巨人は初回、坂本と阿部の連打で二死一、三塁のチャンスを作るも、後続が倒れて無得点。四回にも阿部のヒットと館山の暴投などで一死三塁としたが、このチャンスも生かせず先制点を挙げられなかった。 一方の菅野は三回まで二塁を踏ませない上々のピッチング。四回には無死から連打を浴び、この試合初めて得点圏に走者を背負ってしまう。二死後にバレンティンを敬遠し満塁となったが、後続を断ち何とか無失点で切り抜けた。 匿名さん2015/10/19 07:40
398 先制点が欲しい巨人打線だが、中盤以降も館山を捕えきれない。五回には二死から立岡が二塁打を放つも、本塁が遠くまたも無得点。 五回を三者凡退に仕留めた菅野だが、六回に再びピンチを迎える。2本のヒットと四球などで無死満塁とされると、雄平の併殺打の間に1点を失った。さらにバレンティンに死球を与えると、続く今浪にタイムリーヒットを打たれて追加点を許し0対2とされた。 七回からは菅野に代え、リリーフ陣がマウンドへ。七回は戸根と田原誠のリレーで抑える。八回は宮國が一死満塁とされるも得点を与えず、九回の攻撃に望みをつないだ。 2点を追う九回は、ヤクルト5番手のバーネットから先頭の坂本がヒットを放ち、さらに阿部が四球を選んで無死一、二塁と一打逆転のチャンスを迎えた。しかしここでもあと一本が出ず、後続が倒れて試合終了。0対2で巨人は連夜の零封負けを喫した。ヤクルトとの対戦成績は1勝3敗となり、日本シリーズ進出へは3連勝するしかない状況になった。 匿名さん2015/10/19 07:42
400 神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦。巨人は初回、守備のミスからピンチを招くと、山田のタイムリーヒットなどで2失点、二回にも1点を追加される。巨人の反撃は五回。好調の阿部にタイムリーヒットが飛び出し、2対3と1点差に迫る。リリーフ陣は三回以降相手打線を2安打に抑えて反撃を待ったが、再三のチャンスにあと一本が出なかった。巨人はヤクルトに2対3で敗れ、ファイナルステージを1勝4敗で敗退。2年ぶりの日本シリーズ進出はならなかった。 巨人先発はポレダ。ヤクルトは杉浦。 初回、ポレダは先頭の比屋根に二塁打を許す。続く川端は投手正面へのゴロに打ち取るも、ここでポレダがフィルダースチョイス。無死一、三塁のピンチに。さらに続く山田のフライがライト前への不運なヒットとなり、ヤクルトに先制を許す。続く畠山に四球を与え、無死満塁とされると、バレンティンの併殺打の間にさらに1点を失った。 二回、打線は先頭の阿部がヒットで出塁すると、続く長野の死球で無死一、二塁と反撃のチャンス。しかし、亀井、村田、加藤が倒れ、得点には至らなかった。 匿名さん2015/10/19 07:53
401 その裏、村田が先頭の大引の打球を失策。送りバントと内野ゴロの間に大引が三塁に進むと、比屋根にタイムリーヒットを浴び、巨人は序盤から3点を追いかける形となった。 巨人打線の反撃は五回。先頭の代打・堂上のヒット、続く立岡も右中間へ二塁打を放ち、無死二、三塁に。井端、坂本は凡打に倒れるも、二死二、三塁から阿部が中堅にはじき返し、2者が生還。1点差に詰め寄った。 2回3失点でマウンドを下りたポレダに代わって、三、四回は高木勇、五回は田原誠が登板。いずれも三者凡退に抑える好投を見せた。 六回、先頭の亀井がヤクルト2番手・ロマンの速球を捉え、右中間へ二塁打を放つ。さらに暴投で三塁に進み、一打同点の場面となるも、村田は浅い外野フライ。続く代打・アンダーソンと堂上はリリーフした左腕・久古を捉えられず、同点とはならなかった。 続く七回も打線はチャンスを作る。一死から井端がヒット、坂本が四球を選び、一死一、二塁とする。しかし、続く阿部が投手への併殺打に倒れ、またしてもチャンスを生かすことができなかった。 匿名さん2015/10/19 07:55
402 巨人は七回を山口、八回を澤村がいずれも三者凡退に抑え、打線の反撃を待つ。しかし九回、ヤクルト守護神・バーネットの前に二者が凡退。最後は代打・高橋由が空振り三振に倒れた。 巨人は2対3でヤクルトに敗れ、クライマックスシリーズ・ファイナルステージを1勝4敗で終了。2年ぶりの日本シリーズ進出はかなわず、2015年のシーズンを終えた。 匿名さん2015/10/19 07:55
403 雨でかすむスコアボードに「0」が並んだ。点が取れなくては野球にならない。なすすべもない。2試合連続の完封負けに、原監督は肩をすぼめながら、クラブハウスへと向かった。「0点じゃあ、いけないよな」。今季、何度も聞くフレーズだが、ついに土俵際まで追い込まれた。 最大のチャンスは2点を追う9回だった。先頭の坂本が右前安打、阿部が四球で歩いた。無死一、二塁。だが、続く長野はバーネットの前に遊ゴロ併殺打に倒れた。6回にも同じように遊ゴロ併殺打、初回2死一、三塁では中直に倒れるなど、バットは湿りきっていた。「明日、やるだけです」と5番打者。打つべき人が打てなければ、こう、悲惨な結果が待っている。 4回には1死三塁で亀井が左飛、村田は左邪飛と絶好機をつぶした。得点圏に4度も進めながら1点も奪えず、村田総合コーチも「工夫はしているんだけど…。負けたら終わりなんだから、何とか結果を出さないといかん。結果がすべてだから」と奮起を促すしかなかった。これで14日の初戦7回から計21イニング無得点。レギュラーシーズン同様の負けパターンを、この短期決戦で繰り返している。 匿名さん2015/10/19 08:44
404 阿部に回せ―。もう、これしかない。CS最終ステージに入り、計12打数9安打と今季一番の状態にある。だが、このヤクルト戦での全13打席中、得点圏での打席は一度もない。巡り合わせの悪さも得点力不足に影響している。かつて、慎之助は「苦しい時こそ、4番が打つもの。昔、松井(秀喜)さんがそうだった」と話していた。それを今、自らが実践する時だ。 1勝3敗。17日の第4戦に敗れるか引き分けでも、日本シリーズへの道は断たれる。もう、勝つしかない。指揮官は「状況というものを、しっかりと理解した上で戦うということだね」と必死に前を向いた。常々“将”は「野球は最後の最後まで何があるか分からない。それが野球のおもしろいところ」と言う。その言葉を信じて、向かっていくだけだ。 匿名さん2015/10/19 08:45
405 巨人はヤクルトに2―3で敗れ、3連敗で対戦成績1勝4敗(ヤクルトに1勝のアドバンテージ含む)で終戦。先発ポレダは自身の野選から失点を許し2回3失点(自責2)でKO。貧打にあえいでいた打線は5回、阿部の2点適時打で26イニングぶりの得点を奪ったが、もう一押しが足りなかった。短期決戦で守備のミスが絡み、打線も元気がないまま日本シリーズ進出を逃してしまった。 原監督は日本シリーズ進出を逃すと、ファンに深々と一礼。その後、帽子を脱ぎ、右手を挙げてあいさつした。 敗因について「なかなか点数がね。ことしを象徴していたようなゲームだった。(ヤクルトとは)得点能力の差かな」とあと一本が出ず、得点力不足にあえいだ打線を挙げた。 結果は残念なものとなったが「全力で戦ってこういう結果に終わったということ」とコメントした。 匿名さん2015/10/19 08:47