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読売巨人軍
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◆巨人1―10阪神(7日・東京ドーム)
伝統の一戦でプロ初登板初先発した巨人の3年目・平良が、厳しいプロの洗礼を浴びた。序盤は4連続三振を奪うなど上々の滑り出し。だが、4回に福留に先制2ランを許すなどして崩れ、3回2/3を4安打4失点でKO。プロ初黒星を喫した。由伸巨人の2ケタ失点、カード負け越しはいずれも初。2位・阪神には再び0・5ゲーム差に迫られた。
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プロの洗礼を浴びた。平良は「4」の表示がともったスコアボードを見ながら汗をぬぐった。4回2死満塁。9番・メッセンジャーに右前2点適時打を浴び、交代を告げられた。「四球からリズムを崩して、悪い流れを作ってしまった」とプロ初登板は4回途中4安打4失点。ベンチへ下がると、座ったままグラウンドをじっと見つめた。
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持ち味は発揮した。「思ったより緊張はなかった」と初回から2回にかけて、3番・ヘイグから鳥谷まで4者連続三振。打者の内外角にカットボール、シュートを投げ分け3回まで1安打に抑えた。だが4回、1死からヘイグに四球を与え、福留に高めに抜けたカットボールを捉えられ、右越え2ラン。「もっと厳しくいけばよかった」。球団3人目の阪神戦でのプロ初登板初勝利を逃した。
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恩師の助言を胸に臨んだ。登板前夜、今帰仁(なきじん)中、北山(ほくざん)高時代の恩師・神谷善隆さん(42)に電話して助言を受けた。「これまで経験してきた大きな大会の一つだと思って、5回の15個目のアウトを目指して投げなさい」。5回を目標に序盤から飛ばした。3回のプロ初打席では痛烈な打球を右前に運んだが、惜しくもライトゴロ。4回で降板したが、実力の片りんは見せつけた。
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2軍では開幕投手を務めて2勝0敗、防御率1・57とアピールし、右肘の張りを発症した桜井の代役を務めた20歳を、由伸監督は「本当に期待できる投球だったと思う。良かった点の方が多かった。(次回が)楽しみ」と評価。平良は試合後、2軍行きを通達されたが「内角の直球で空振りを取れたのは通用した部分。次回登板することがあれば、今回の経験を生かした投球をしたい」と前を向いた。チームは今季初のカード負け越しとなったが、スローガン「一新」の象徴として、存在感を示した。
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◆平良 拳太郎(たいら・けんたろう)1995年7月12日、沖縄・今帰仁(なきじん)村生まれ。20歳。今帰仁中学ではエースとして全国大会3位。北山(ほくざん)高では1年春からベンチ入りし、2年春から背番号1。最高成績は3年春の九州大会8強。13年ドラフト5位で巨人入団。今季、2軍では3試合に先発して2勝0敗、防御率1.57。181センチ、77キロ。右投右打。背番号92。年俸600万円。
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◆巨人1―10阪神(7日・東京ドーム)
伝統の一戦でプロ初登板初先発した巨人の3年目・平良が、厳しいプロの洗礼を浴びた。序盤は4連続三振を奪うなど上々の滑り出し。だが、4回に福留に先制2ランを許すなどして崩れ、3回2/3を4安打4失点でKO。プロ初黒星を喫した。由伸巨人の2ケタ失点、カード負け越しはいずれも初。2位・阪神には再び0・5ゲーム差に迫られた。
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負けた中にも収穫があった。大敗の試合後、由伸監督は先発・平良について「僕の感じだけど、ちょっとしたことだけかなと思う。本当に期待のできるピッチングだったと思うよ」。4回途中4失点で降板したデビュー戦だが、いい兆しの方が大きかったようだ。
スローガン「一新」の象徴ともいえる抜てきだった。桜井が右肘の違和感で離脱した穴を誰にするか―。2軍では実績豊富な大竹寛もスタンバイしていたが、選んだのは3年目右腕だった。この起用に、指揮官の就任当初からの信念がある。開幕前の言葉だ。
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「1年間、ヨーイドンでいったメンバーでずっとやってくれればいいけど、そこから外れた選手がシーズン通して補欠か、といわれたらそうではない。『いつかレギュラーを取ってやる』という思いは常に持ってほしい。当然、ファームにいる選手にだってチャンスは十分にあるよ」
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勝つためにやる―と常々言う。今年から育成選手を中心とした3軍を新設し、底上げも図っている。だから、過去の実績ではなく、2軍で結果を残した平良にチャンスを与えた。「俺にもチャンスが来る」と皆が思っているはず。チーム全体の活性化を図るのも“由伸流”だ。
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