>>591
いつもどおりのトイレ掃除を始める
池ちゃん。マジックリンとトイレブラシをまるで、プロのマジシャンのみたいに器用に使って便器とトイレの床を
ピカピカにしました。池ちゃんの額からは大量の汗がひたたり落ちてます。

池ちゃん「フゥ〜ッ。
汗がとまらんな・・・。掃除のラストやな。外掃除すっぞ。」と
言いながら池ちゃんは、額から流れ落ちる汗をハンカチで拭きました。最後の仕上げにアルコールスプレーを
トイレに撒きました。
アルコールスプレーは
「シュ〜ッ。プシュゥゥ〜」と最後の雄叫びを上げてなくなりました。

池ちゃん「スプレー買っとかんとダメやな。まだコロナ流行っとるからな。消毒やからな。」と、ちょうど店内でオシボリ巻きをしていた後輩の
アルバイトのボーイに言いました。

後輩のボーイ「自分、買い出し
行きましょうか？オシボリ巻き終わったらスプレー買って来ます。」

池ちゃん「いや行かんでいいで。。。
ワシに任せとけや。」後輩にも気遣いをする優しい池ちゃん。

池ちゃんはさっそく百円ショップで
買ったホウキとチリトリを持って、店の外に向かいました。
まずは店の周りの掃き掃除です。

>>592
百円ショップで買ったホウキとチリトリを握りしめ、いつもどおり外掃除を始める池ちゃん。タバコの吸殻、缶コーヒーの空きカン、コンビニ弁当の空き容器などをテキパキと集めて清掃をしていました。すると、向こう側からチャラい格好をした三人組が歩いて来ました。三人組は、近代とは全然関係無い深夜キャッチ店のキャバクラの客引きでした。

ベテラン客引きA 「池さん、おはようございます〜。」

中堅の客引きB 「おはようッス〜」　

新人の若い客引きC「ウッス・・・」
と池ちゃんに挨拶しました。

すると、池ちゃんは
「オッス！グッモ〜ニング！
おまえら、今から出勤か？　
みせんなか(店の中）ちゃんと掃除せんとダメやぞ。消毒やらんとダメやぞ。コロナまだ流行っとるからな。　コロナになったら一発で営停やぞ！
アッハッハッハ〜ッ！！！」と
汗ビッチョリの顔で笑いながら、
まるで《アニマル浜口》が乗り移ったかのようにデカイ声で三人組に言いました。
すると客引きの三人組は池ちゃんに
愛想笑いをしながら逃げるように
すれ違って行きました。

それと同時に汗ダクの池ちゃんは自分の腕時計で時間を確認しました。