048 西田美幸。そう、元吉原姫で、現在、鶯谷デリで働く女性である。(安羅木)『あー、美幸さん!久しぶりだね。今も鶯谷デリにいるの?』(美幸)「そ、そうだよーん♪」(安羅木)『おやおや(笑)だいぶ酔ってるね。じゃ、また。今日はこれで失礼するよ。』 ところが、である。(美幸)「おい!待てよッ!てめぇ!」 豹変した美幸に安羅木はビクっとする。(美幸)「死体あがったねぇ〜♪ やっぱ、あの日の夜、クルマ運転してたのお前だったんだぁ!へへへ♪」 匿名さん2012/08/12 19:14
049 (安羅木)『な、何をいってるんだよ。死体?意味わからないね。変な言いがかりつけるなよ。』 安羅木はその場を離れようとするが、美幸はさらに恫喝する。(美幸)「逃げられね〜よ!あのクルマのナンバーちゃ〜んとひかえてあるしー♪へへ。デジカメにあのクルマとテメぇの姿ちゃ〜んと写ってるもんねぇ!」(安羅木)『・・・・・・・』(美幸)「口止め料は後日ね相談しまひょ♪へへへ。鶯谷のホテルでエッチしながら相談しちゃおうかな〜♪へへへ」 匿名さん2012/08/12 19:15
050 安羅木は、美幸と別れてから、しばしの間、スナックの斜め向かいにある駐車場に身を潜めていた。それから30分後。美幸が千鳥足でスナックを出る。1人だ。....安羅木は、美幸のあとをつける。そして、美幸は千束3丁目、台東病院至近にあるマンションに吸いこまれた。それから3階の部屋の明かりが点灯。『あの部屋か....』 安羅木は、ジャンパーのポケットからマイルドセブンを取り出し、煙草に火をつける。安羅木の脳裏に‘悪魔’がささやいた瞬間であった。・・・(続きは次回) 匿名さん2012/08/12 19:15
051 【小説】「愛の蹉跌」=第7回= それから1週間後のことである。『お電話有難うございます。エンペラーでございます。』 安羅木(やすらぎ)一郎は、フロントで電話をとる。「あ・た・し♪へへ。誰だかわかるよね?フフフ♪」 西田美幸だ、やっぱり来たか・・・。安羅木は全身から血の気が引くのを感じる。(美幸)「ねえねえ明日会いましょうよ♪へへへ。」 匿名さん2012/08/13 00:48
052 安羅木は、周囲に気付かれないよう小声で応対する。(安羅木)『何を言ってるんだ。明日は出勤だ。会えないね。』(美幸)「あんたさぁ〜誰にむかって口聞いてんのさ!秩父の死体、殺ったのお前だろ!お・ま・え。あたい写真もってるんだからね!クルマのナンバーも。察に言っちゃうよ!いいのかなぁ〜へへへ♪」「あたい明日14時から出勤なのchu☆ 店に電話して予約いれてよ。14時から22時受まで全コマ貸切り!最近さぁ暇すぎだから助かっちゃうわ!フフフ」 匿名さん2012/08/13 00:48
053 (安羅木)『な、なんだと?そんなことできるわけないだろ!』 思わず声を荒げる安羅木。フロント近くで立っているボーイ2人が何事かと安羅木を見つめている。...ヤバイ....(安羅木)『了解いたしました。私のほうから、お客様に後ほど折り返し連絡を差し上げます。こちらの番号でよろしいですよね?では失礼します。』 そういい残し、安羅木は一方的に電話を切ったのであった。・・・・・・・(翌日)・・・・・安羅木は、鶯谷デリヘル‘美乱妻’に電話を入れた。確認電話である。 匿名さん2012/08/13 00:49
054 なんと美幸は、太客が出来たといって、姫予約で既に店に貸切りを伝えていた。全コマ貸切りだと総額15万円近くにもなる。それプラス、美幸は、鶯谷エリアでは豪華と評されるラブホテル‘インペリアルスクエア’を指定してきた。ここじゃないと嫌だという。早速、安羅木を脅し・ゆすりにかかってきた格好だ。・・・・・安羅木は、急な体調不良と嘘をつき、店を欠勤。インペリアルスクエアの507号室に入る。それから15分位の後、‘美乱妻’ともみ姫こと、西田美幸が到着した。 匿名さん2012/08/13 00:49
055 (美幸)「おっはよ♪ご指名頂きありがとねchu☆」(安羅木)『ふざけんなよ。』 美幸は、ホテルフロントに内線コールを入れ、シャンペーン、日本酒、ワインを注文。すべて有料サービスだ。(美幸)「とりあえずね、月に20万円あたいにちょうだい!口止め料ね!へへへ♪毎月20万♪助かっちゃうわ!」(安羅木)『君がいうとおり、あの事件の犯人は僕だ。』 美幸は反応がない。『殺したのも、遺体を捨てたのも僕だ。そう、すべて僕がやったんだよ。』 匿名さん2012/08/13 00:49
056 (美幸)「フフフ♪どこで誰に見られてるかぁ分からないわよね〜安羅木さん運が悪かったのよ!へへへ♪察には黙っててやるから!毎月20万円くれればネ!先々ね金額↑お願いするかも♪フフフ」・・・・このままでは、ずっとこの魔性の女にゆすられるだろう。いつまでも、どこまでも追いかけてくるに違いない。・・・・安羅木は、遠く富山にいる芙美江の顔を思い浮かべていた。会いたい。助けてくれ芙美!・・・・美幸の話によれば、こうである。安羅木は、殺害した被害者の遺体をクルマのトランクに入れ、 匿名さん2012/08/13 00:50
057 北へとクルマを走らせた。2010年2月のある深夜のことである。途中、東京西北に位置する清瀬市のファミレスに立ち寄った。実はここに偶然にも美幸がいたのだ。美幸は安羅木を目撃する。もちろん安羅木は、美幸に気付きもしなかった。バイクが趣味の美幸。何かにとりつかれたような怖い形相の安羅木が気になり、安羅木が運転するクルマを尾行。クルマは、清瀬から埼玉県に入り、所沢、入間をぬけ飯能へ。そして国道299号線をひた走った。 匿名さん2012/08/13 00:50