597 「安定した低空飛行をつぶされた」 引きこもり18年、母と姉を殺害した男の言い分 千葉県南房総市の自宅で引きこもり生活を18年間続けた41歳の男は、2020年大みそかの夜、母=当時(72)=と姉=当時(42)=を殺害した。 法廷では終始淡々とした様子で、マスク越しでも分かるほど表情を一切変えず、どこか人ごとで諦めにも似た無気力さを漂わせた。 男が凶行に至った原因は何か。 千葉地裁で1月28日まで開かれた計4回の公判証言から浮かび上がったのは「安定した低空飛行だった引きこもり生活をつぶされた」という理由だった。 ▽「昔から小ばかにされていた」 男は幼少期から周囲との違和感を抱いていた。 幼稚園では、教諭から母が「自閉症か」と尋ねられたこともあったという。 母と姉については、昔から小ばかにされ、否定されたと話し「連携して神経を削ってきた」と千葉地裁の法廷で振り返った。 南房総市で過ごした小中時代を通し、周囲にはなじめなかった。 次第に「無理だな」と思うように。 3年次に進級できず、登校拒否して実家に戻り、引きこもり生活が始まった。 匿名さん2022/02/09 18:351
598 >>597 ▽生活費はお年玉の3万円 実家に戻ってからは、「嫌みが多くて苦手」な母と、「空気のような存在」の父と、祖母との4人で暮らした。 仕事は約4カ月間、倉庫作業をしただけ。 眠くなったら寝て、目が覚めたら起きる。 2階の自室から1階に行き、母が用意した食事を持って自室に戻り、食べた。 友人はおらず、家族との会話もない。 家族と一緒に食事をしたのは18年間で1、2回だけだったという。 生活に必要な費用は、両親から毎年もらうお年玉、計約3万円。 たまに散歩に出かけた。 それ以外は自室にこもってインターネットで掲示板投稿。 「引きこもって以降は声を上げて笑うことはなかった」 男は、自分の引きこもり生活についてどう考えていたのだろうか。 「17歳以降つらかった。落ち着いてきて『ずっと引きこもりでまあいいか』と思い始めた。安定した低空飛行だった」と振り返る。 「さえないけどそれでいいかなと思っていた」。 匿名さん2022/02/09 18:403