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白鳩の部屋(白・ω・鳩)-9
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親子か兄弟か、それとも他人か
月の探査により、その特徴が明らかになるずっと前から、人々はさまざまな仮説を立て、月の起源を説明しようと試みてきた。主な古典的仮説には、「分裂説」「共成長説」「捕獲説」の三つがある(図3)。
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分裂説は、形成されたばかりの地球が高速で自転することで、地球の一部がちぎれ、月になったというものだ。地球から月が生まれるので「親子説」ともよばれる。共成長説は、地球と月が初めから惑星と衛星として形成されたという説だ。これは、生まれたときからともに成長するため「兄弟説」ともよばれる。捕獲説は、別の場所で形成された月が、地球の近くを通ったとき、重力の作用で捕獲されたとするものだ。月が地球とは関係のない所で生まれたということで、「他人説」ともよばれる。
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しかし現在、これらの説はいずれもほぼ否定されている。主な理由を説明しよう。まず分裂説は、地球が高速で自転することを前提にしている。地球から月が分裂するには自転周期が約二時間以下にならなどちらも月に鉄が少ないことを説明できないのだ。天体が主にどんな物質で形成されるかは、周辺にある材料物質と、温度や圧力などの条件で決まる。太陽系でいえば、岩石の天体が形成されるのは太陽に近いごく限られた範囲の中だけだ。それを超えると、氷など別の物質でできた天体となるのである。共成長説の場合、そばにある地球と月は同じような材料物質で形成される。したがって、同じような組成となるはずだ。捕獲説も同じである。「別の場所」といっても、地球から遠く離れた場所では、そもそも岩石の天体にならない。地球に比較的近い場所で、同じような材料物質から形成されるとすれば、組成は同じになるはずだ。さらに、捕獲説には、月が大きすぎて、地球の重力で捕獲するのが難しいという問題もある。
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>>111
どうしたらいいですか?
困っております。
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このように、研究が進むにつれ、古典的な仮説はどれも現実的でないことがわかってきた。それでは、月はどのように誕生したのだろうか。全ての問題を解決するために考え出された仮説、それが「巨大衝突説」である。
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衝突から月へ
巨大衝突説は、アポロ計画終了後、アメリカの研究者により提唱された。地球への巨大な天体の衝突を仮定した説だ。巨大衝突説では、月の形成を次のように説明する(図4)
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>>112
戻った方がいいのかなぁ?
白鳩さん、ごめんなさい。
俺がいけませんでした。
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@地球の質量の約十分の一(火星程度)の天体が、地球に衝突する。
A地球の周りに、気化した、または溶けた状態の岩石成分が飛び散る。
B冷えて粒子となった岩石成分が、地球の周りに円盤状に広がる。
C岩石の粒子が衝突と合体を繰り返すことで、月が形成される。
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