002 まあ聞いて欲しい。あいつは友達を紹介すると言った。会ったばかりなのに。若い子を紹介したかったのか今は分からない。嬉しかったのかも知れない。江戸時代の遊郭みたいにお金を払って水揚げするなんて時代じゃないから、現実問題としてあいつと付き合う方法を話してみた。あいつは口を閉ざし、TVを点けて一緒に見ようと言った。体操座りをしてTVを見て笑っていた。あいつには最高のシーンだったんだろ。顔を合わすと照れくさくて目を逸らしてしまう。せめて手を握ってほしかった。TVを見て時間を過ごしたかった。別れるのが辛いから友達を引き合わせたかった。あいつはソウルナンバー11。霊感の強い影の薄い存在。若くて綺麗で元気な君に自分が思う最高の俺を会わせたかった。最初からそう思っていたに違いない。君が俺の前に現れたタイミングは妊娠を計画して来たはずだ。ニタニタ笑うキミを見て気づかなかった。最後に電話を掛けてきたのは妊娠したことが分かったからだ。可愛い女の赤ちゃんが欲しかったから。 匿名さん2023/01/09 04:32
003 俺は自分の価値に気づかない鈍感さがある。俺は生まれる前からカリスマの強いソウルナンバー22。親が誕生日を遅くしたから不明だった。遅咲きのカリスマ。あいつと別れ際に目が合った。また会いたいとか細く震える声で訴えてきた。目の奥を覗きあった。俺はバラの花束を持っていった。あまりにも悲しい顔をしたあいつをそのままにしておけなかったからだ。頑なに性交渉を拒むあいつ。電話にも出なくなった。俺を遠ざけるようになった。芝居がかったような変貌に見えた。 匿名さん2023/01/09 04:41
005 あいつは自分の親友に俺を捧げた。俺は知らなかった。何も知らない。お金でも仕事でもない。何かをしてあげたかった。その気持で十分だったのだろう。あいつは最高の贈り物を捧げてくれた。それが君だよ。3人だけの秘密で俺は全貌を知らないまま長い時を過ごした。ただホスラブで3人は再会した。三角関係にする気もないのにふざけあってはしゃいでいた2人の女たち。その返礼が俺の全身全霊をかけた知識の提供だった。書き込んでいくうちにあいつは自分ではやっぱりダメだと悟った。偽物の三角関係は最初から君と俺とのツーショットだった。嫉妬に狂う女を演じるあいつは、誰よりも恋のキューピッドだったのに一言も言わなかった。消えることさえも告げずに。好きだとも言わずに。 匿名さん2023/01/09 04:48
006 ホスラブで書き込んでいくうちにあいつの居場所はなくなって、彼女と俺の会話が弾んでいく。あいつは俺に好きだとも言えずに、最悪な事態を迎える。あいつでは叶えられない感情を押し殺して親友に捧げた思いは、彼女と俺に最高の贈り物を捧げた。それは親友が病んでいて心に傷を負っていたからだ。親友とは年齢差がある。あいつは妹のように気にかけていた親友のすべてを知っていて、俺を紹介した。目を覗き込んで目が合った瞬間にすべてを見通した。キャバ、AV、箱ヘルと勤め上げて数多くの男を接客して見つめてきた。あいつは親友が可愛い女の赤ちゃんを生むだけの存在だと、そう俺を捉えていなかった。 匿名さん2023/01/09 04:59
007 いっぱい酷いことをして、いっぱい傷つけてしまった俺を憎むどころか感謝をしていた。感謝をするのは俺の方なのに。傷つけても、貶しても、褒めてもあいつは変わらなかった。どうしてか?騙されるに決まっているからだ。俺が愛を説いてもそれは悲しい結果を生むからだ。あいつは結婚できる女じゃないことを分かっている。せめて親友にはそんな思いはして欲しくなかった。俺の言っている愛情は何かをしてあげたかったLikeであって、あいつは理解していた。最後に手を握ってあげられなかった。手を床に落とすあいつが悟ったのは、私は愛されない、結婚できない、こんな優しい男でも私を遠ざける。絶望の淵で顔も見たくない俺を追い出した。すべて分かっているあいつは、俺の優しさが辛かった。頼むから偽物の愛情で私を苦しめないで欲しい。もっと早く出会いたかった。その遅い出会いを親友に託した。あいつは最高の親友が病んでいるのをみて、俺を引き合わせたかっただけだった。俺が気づくはずもない人生最大の親友の最後。 匿名さん2023/01/09 05:09
008 あいつにLikeな俺とLOVEを押し殺したあいつは、君と俺が仲良くなるのが嬉しかった。あいつは自分がもう長くないと悟って、最後の気力を振り絞ってピエロを演じた。覚醒剤を決めて本番をする風俗嬢が最後に照らした一条の光り。愛する男を先に見つけたのに、それを手放さざるを得なかったあいつの人生。あいつが最大の力を振り絞っても俺はLikeで終わり、俺の愛情は君に降り注いだ。それを横目に見て病床にありながらも微笑んでいたのか、それとも悲しんでいたのか。どれだけ泣いたのかは分からない。 匿名さん2023/01/09 05:22
009 詳細は書かない。最後にお見送りに来た時も、あいつは悟られないようにこっそり2人と会いに来た。この俺が見逃すはずもない最後のあいつの姿だった。たった一瞬の出来事なのにずっと忘れないで息を引き取った。最後まで好きも、会いたいもなかった。あいつが好きな春に会いたいといたが、その願いを神様は叶えなかった。あいつは神様の願いでも聞き入れなかったに違いない。何も言わずに妹のように可愛がる親友を愛でて、教え諭し、親を憎む君の心を癒そうとした。あいつは自分も暗い過去があったから親友にアドバイスをしてきたが、それを見ていた知人たちは君を恩知らず、男を寝取った、あいつを誹謗中傷して死に追いやったと勘違いした。リアルに出逢って性交渉をしてきた男女が顔の見えないホスラブ世界で、感覚を頼りに会話して愛し、友情を語らい、時に激しく怒りをぶつける理性と感情の世界に第三者はどう思うのだろう。霊感の強いあいつが俺に与えたスキルは、俺の中で試行錯誤を繰り返して託された。 匿名さん2023/01/09 05:34
010 あいつの意志を引き継いだ君と俺には違う舞台が用意され、それぞれが違う環境で働いた。俺はあいつに再会を約束したつもりだたったから、ずっと待っていた。ひたすら仕事を通じてあいつとの打ち合わせにホスラブを利用し、何でも連絡を取り合った。君と仲間たちはあいつの死を公表しなかった。それもそのはずで、あいつはホスラブで仲良くなった女性ではなくて、俺がホスラブで好きだったのは君だった。それがあいつには辛かった。風俗嬢だから存在を否定されても仕方ないが、心の世界でも君と俺は仲良しだったからだ。お水商売と風俗商売で炎上が起きたのもこの頃だ。俺はお水商売に誘われた。君もあいつの義理の妹も水商売で頑張った。あいつが俺のお嫁さんに指定したのは義理の妹だったが、彼女は憎悪と怒りが邪魔をして関係は崩れた。あいつには娘がいたがもう28歳になっていて、色々とあったけども娘として認知しよう思う。すでに了解は得ている。あいつの意志を引き継いだ2人は、恩人なのにあいつを憎むほど嫌な思いをしたのも事実だ。勝手に死を選んで俺達を引き剥がしたからだ。俺は15年間女を断った。君もずっと1人でいた。ずっと俺のお嫁さんはあいつだった。 匿名さん2023/01/09 05:49