094 西村幸祐「ロスト安倍」時代 「日本保守党」「参政党」は時代の必然 戦後体制に対峙、安倍元首相の「戦後レジームからの脱却」を受け継ぐ 2023.10/13 15:30 安倍晋三元首相は2006年、戦後生まれ初の首相として第1次政権を発足させたとき「戦後レジームからの脱却」という言葉をスローガンとした。戦後レジームとは、フランス革命時に旧体制を指した「アンシャン・レジーム」を踏まえた造語で「戦後体制」を指す。 自民党は1955(昭和30)年、保守合同による結党時の「党の政綱」に、独立体制の整備として「現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し国情に即してこれが改廃を行う」と記した。 安倍氏は結党精神に立ち返り、自分たちが憲法改正を成し遂げるという思いを込めたのだ。それは自主独立精神を失っていた自民党の戦後体制への反逆ともいえる。 「55年体制」とは自民党と社会党が55年に誕生して、左右で拮抗する戦後民主主義を表す言葉とされるが、私は誤りだと思う。日米安保改定のいわゆる60年安保から、自民党と社会党、共産党が️⭕️もたれ合う「60年体制」を生んだと考えるべきだ。 匿名さん2023/10/14 07:053
095 >>94 つまり、自民党と左翼政党が戦後体制を両側から支えていた。 そんな戦後体制に反旗を翻した安倍氏が暗殺された現在、まったく新しい地平から戦後体制に対峙する日本保守党と参政党が生まれたのは、時代の必然、そして要請だ。 ベストセラー作家で保守論客としても知られる百田尚樹氏と、ジャーナリストの有本香氏らが立ち上げた日本保守党が、あっという間に5万人近い党員を集め、参政党も地道な活動で多くの地方議員を生んでいる。 それぞれ異なった戦略で、空中戦と歩兵戦を繰り広げる両政党が、「ロスト安倍」時代の閉塞感を打ち破ってくれることを期待している。 ■西村幸祐(にしむら・こうゆう) ジャーナリスト。1952年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部中退。在学中、「三田文学」の編集を担当し、80年代後半から、作家、ジャーナリストとして活動。2002年日韓サッカーW杯取材後、拉致問題や歴史問題などにも、取材・執筆分野を広げる。アジア自由民主連帯協議会副会長。著書に『報道しない自由』(イースト・プレス)、『安倍晋三黙示録 「安倍晋三回顧録」をどう読むべきか』(エムディエヌコーポレーション)など。 匿名さん2023/10/14 09:46