197 >>194 日本保守党の重点政策項目には「政治の家業化をやめる」があり、「国会議員の歳費、地方議員の報酬を一般国民並みの給与にまで引き下げる」「政党交付金を諸外国の事例に鑑み、半額程度に引き下げる」「資金管理団体の『世襲』を見直す」を掲げています。これはポピュリズムの観点からとても重要な主張です。 決定的なのは、会見における有本氏の「自民党と最も違うところは、(略)私たち皆庶民の出身なんですよ。この政治の家業化というのは、3代4代政治家をやっている。これはやっぱり一種の特権階級ですよ」という発言です。これがまさしく「『人民』の立場から既成政治やエリートを批判する」スタンスそのものだからです。 そして、これは2019年に「れいわ新選組」や「NHKから国民を守る党」が先例を作った路線でもあります。れいわとN国党は、政策やカラーに相当な違いがありましたが、参院選で「消費税廃止」「NHKのスクランブル化」という国民の生活実感に根差した公約を打ち出し、「永田町の既得権益層」「NHK」という"特権階級"を執拗に攻撃していました。 匿名さん2023/11/03 20:261
198 >>194 当時、山本太郎氏は政見放送で「私たちがお仕えするのは、この国に生きるすべての人々」と言い「金持ちに優しい、大企業に手厚い。でもあなたのことは考えない今の政治」を批判。立花孝志氏は「頭のいいエリートが国会に集まって、やっていることといえば、消費税の増税とか、NHKの受信料を無理やり払わせる法律を作ったり」などと呆れてみせ、参院選は「令和の百姓一揆」であり「エリート国会議員がお代官様で、我々庶民が百姓」とアピールしました。 つまり、自分たちはどこか特定の利益団体に与することなく「一人ひとりの庶民の声」の代弁者であるイメージを鮮明にするとともに、既存の政治が野党も含めて「既得権益化」しており「腐敗したエリート」に支配されていることを問題視したのです。これは広く国民の感情に訴えることができる図式であり、現状に違和感がある人々ほど惹き付けられます。 参政党の台頭も同じ路線の結果です。参政党は2022年の参院選で、社民党やNHK党の得票数を超え、国政政党になりました。 匿名さん2023/11/03 23:25
199 >>194 公式サイトに「『仲間内の利益を優先する既存の政党政治では、私たちの祖先が守ってきたかけがえのない日本がダメになってしまう』という危機感を持った有志が集まり、ゼロからつくった政治団体」とわざわざ書いてあるほどです。 また、れいわ新選組、NHK党、参政党は、とりわけ躍進のきっかけになった選挙では、実質的にシングルイシュー政党としてくくることが可能なシンプルさで共通していました。 れいわは「あなたを守る」という生存権の完遂、NHK党は「NHKをぶっ壊す」という既得権益の打破、参政党はコロナ禍で噴出したコロナワクチンに対する疑惑の追及で注意を引きました。 日本保守党もこのようなシングルイシュー的なメッセージを上手く発信することができれば「化ける」可能性があります。なぜなら、多くの国民は自民党をはじめとする既存の政党に対する不満や怒りを抱えているからです。 特に「政治の家業化をやめる」は、政治家が世襲制のような様相を呈していることと、政治腐敗の原因を結び付けやすくし、 「国民の側」に立って国会議員の特権的地位に対する批判キャンペーンを展開することができます。 匿名さん2023/11/04 07:21
200 >>194 そこで、実例として圧倒的な説得力を持つのが河村氏の存在です。河村氏は会見でも述べた通り、自らの市長の給与を通常の3分の1以下の800万円に引き下げたことで知られています。 日本保守党は、選挙においても極力お金をかけない立場を明らかにしており、この「庶民の金銭感覚」に寄り添った方針は、消費税と物価高とインボイスに苦しむ国民の実情を踏まえると、想像以上に有権者の支持を集めるかもしれません。 また、自民党の移民政策などを疑問視し、自分たちこそが「本当の保守」を標榜し、「まともさ」を打ち出している点も見逃せません。 当たり前ですが、地域社会の受容力や職業訓練などのリソースを顧みない野放図な移民の受け入れは、様々な不安と混乱を巻き起こし、国民の反発を招くことは必至です。むしろ自分たちが暴走にブレーキをかける、国民が妥当と思えるラインにまで戻すという姿勢は、「金銭感覚」と併せて重要な要素といえます。 このように分析してみると、日本保守党は、右派ポピュリズム政党として躍進する可能性が高いと考えられます。 匿名さん2023/11/04 08:27
201 >>194 もちろん、同党が国会に議席を獲得し、国政政党となることが良いのかどうかについては議論が分かれるところでしょう。けれども、それよりも重要なのは2019年の参院選以降、「諸派の逆襲」が連鎖していることの意味ではないでしょうか。 それは一言でいえば、政治不信の深刻化であり、もっと言えば「自分たちの声を聞こうとせず、自分たちの生死に一切関心を持とうとしない政治」に対する絶望感です。 ここにおける「政治」という言葉には、ポーズだけの政権批判を終始し、選挙のことしか考えていない️⭕️野党の政治家たちも含まれていることに注意が必要です。そのため、ポピュリズムが力を持ち始めているのです。 今後、仮に国政において議席獲得ともなれば、SNSの発信力と併せて、圧力団体として無視できない実行力を持つかもしれません。 繰り返しになりますが、前述の庶民感覚に基づく政治家の特権階級化は、社会経済状況が悪化すればするほど国民に響くからです。日本保守党をめぐる熱狂をみるに、「諸派の逆襲」は新たな段階を迎えているといえそうです。 匿名さん2023/11/04 22:09
202 >>192 「日本保守党」始動!ダイヤの原石を探せ!1000人に一人の優秀な人材探しが始まった!恥ずかしいほどの低レベル 劣悪 国会議員【公式】百田尚樹切り抜き(2023年11月3日) 匿名さん2023/11/05 06:55
204 百田新党の衝撃は自民党への警告だ 櫻井よしこ 週刊新潮 2023年11月2日号 「日本保守党はネットの世界で空中戦をやっているだけかと見られていました。しかし、(10月18日の)名古屋駅ゲートタワー前広場での街頭演説に見たこともないくらい大勢の人たちが集った。一般の人たちが私たちの発信に注目してくれている。私たちへの期待はネットの世界だけじゃなかったと実感しています」 10月20日、「言論テレビ」で日本保守党代表の百田尚樹氏が語った。百田氏らは21日には東京・秋葉原、新橋駅前で街頭演説を行ったが、名古屋同様、多くの人々が詰めかけた。 同党事務総長の有本香氏も語る。 「9月1日に初めてX(旧ツイッター)でアカウントを開設、フォロワーの人たちが色々言って下さる。とりわけ多いのが、初めて支持できる政党が現れた、何年も選挙に行っていなかったけれど、久々に行きたくなったというコメントでした」 いわゆる政治離れ、政治に期待しないという気持ちが表れているのが投票率だと両氏は指摘する。 匿名さん2023/11/05 08:566
205 >>204 過日、東京・立川市選挙区での都議会議員補選は投票率27%。立候補者は3人、都民ファーストと立憲民主党の候補が当選し自民党は91票差で泣いた。 自民党候補の落選には、色々理由があるだろうが、百田氏は自民党支持者が投票に行かなかったからではないかと見る。政治、或いは自民党に期待していないことが無関心につながり、それでもその中で自民党政治が続いてきたことの深刻さを痛感するというのだ。 百田氏が堪忍袋の緒を切らして新党結成に踏み出したきっかけはLGBT理解増進法の成立だった。氏は法案成立を推進した自民党の古屋圭司氏を名指しで批判し、法そのものが「ふざけている」と断じた。 「この法の中心概念はジェンダー・アイデンティティという言葉です。全くの新語。どう訳していいかわからない」 この怒りは実は私も共有する。ジェンダー・アイデンティティを日本語で「性自認」と表現すると、そこからまた別の解釈が生まれて議論があらぬ方向に行きかねないという懸念により、仕方なしにこのカタカナ言葉に落ち着いたというのが経緯だ。 匿名さん2023/11/05 13:15
206 >>204 適切な日本語、つまり母国語に訳せない言葉をわが国の法律に書き込んだこと自体がまずおかしい。日本語で表現できないということは、その言葉の意味をきちんと定義できない、つまり理解できていないのだ。それを法の中心概念に据えてしまったのである。 このような法を作ったことの余波が早くも生じている。性同一性障害の女性が、生殖腺の機能をなくす手術を男性に性別変更するための条件のひとつとする現行法は憲法13条違反だと訴えていたケースで、10月11日、静岡家庭裁判所浜松支部で原告の求めどおり、憲法違反の判断が示された。判断理由のひとつに岸田文雄首相がこだわったLGBT理解増進法が挙げられていた。同法はすでに、司法に影響を及ぼしているのである。 「それだけではありません。あの法律には3か所、LGBTについて児童に教育するという旨の記述があります」と、有本氏。 実はこの点は自民党側も問題視し、家庭の同意なしには児童にそういった教育はできないように修正された。それでも不十分だと有本氏らは言う。 匿名さん2023/11/05 17:45