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プラトニックラブは-4
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私「浮いていると初めに言われました。次に、高校名。うまく説明できない。」
私は、苦しくて涙が出て来た。
私「余裕で入ったと言われました。違う…。私、高校の時、理系で医学部を目指していた。それなのに、頭が足りなくて、泣く泣く文系に行った。私、皆んなよりも遅れているから、苦しくても我慢していた。なぜ私の苦しみがわからない?全然、余裕じゃない。」
私は、声を上げて泣いてしまった。
藤井先生は、抱きしめてくださっていた。
私「読み上げないで。」
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柴犬りんご郎ちゃん。
柴犬てんちゃん。
私、どうしたらいい?
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藤井先生「彼女は、僕の授業を取るなと言ったのに、取った。案の定、レポートも駄作だ。」
私「私も、出来が良いとは言えない。」
藤井先生「君は、まだそんなことを言っている?」
私「私、大学院に進むことを品川さんを含め、生徒さんには誰にもお伝えしておりません。大学院にもし合格しても、きちんと成績を残せるのか。」
藤井先生「君は、なぜそんなことを言ってばかりいる?君は、目立つ。」
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私「私は、目立たないわ。」
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私「私は、目立たないわ。」
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品川さん「あいつ、バカにしている。成績悪くつけられた。」
私「えっ?毎週、提出しなかったの?」
品川さん「したけど、適当にした。毎週は、出していないかも。」
私は、焦って、藤井先生の所へ向かった。
私「お時間、いただけますか?お忙しいならば、指定していただけませんか。」
藤井先生「来ると思った。品川さんが君に文句を言っていたのだね。」
私は、目を逸らしていた。
私「個人的事情で、貴方まで?」
藤井先生「違う。」
私は、困っていた。
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私「貴方も、針生先生と一緒でしょうか。私、針生先生から良くない成績をつけられた。」
藤井先生「そんな…あいつ。」
私「上位にならせない。ならせたくないからって…。」
藤井先生「彼女のは、関係ない。あいつ、どれだけ君のことが…。」
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私「大学院に、受からない。」
藤井先生「違う。あいつは、わざとだ。」
私「英語と専門論文。英語、自信ない。」
私は、泣きそうになり、我慢していた。
私「自信が、なくなった。」
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藤井先生「小西先生のは?」
私「驚きました。テストも、英文解釈で、初めて見る英語の問題でした。落とされると思ったのに…。留学生はAで、私、S。おかしいわ。」
藤井先生「それが君の本来の実力だ。」
私「違う。」
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藤井先生「小西先生のは、どんな問題だったの?」
私「辞書持ち込み可能。大学院の会計学の試験問題でした。小西先生に、こんな問題は、知りませんと試験中にお伝えしました。なのに、何ページもあって、90分試験で、全問訳すでした。」
藤井先生「君は解けたの?」
私「知りません。ただ、問題は10ページありました。最初のセンテンスで、わかったので、5ページまで訳したら、時間切れでした。」
藤井先生「小西先生は、何て?」
私「出し過ぎた。本来、大学院はもっと少ない。博士課程でもと。」
藤井先生「点数をつけた後は?」
私「あの…。よく解けている。留学生は、読むだけで必死だったが、鈴木さんは、訳がうまくできていたでした。」
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