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プラトニックラブは-4
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あの時のあの記憶…。
あの人「ケンゾウが綺麗と言うから、からかって来た。綺麗な女性を力ずくで奪ってやろうとした。それなのに、僕は…。」
私「綺麗な女性さんに会えたのですね。理想の女性でしょうか?」
あの人「理想だ。完璧だ。」
私「だったら、うまくいくと良いですね。」
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私「私ではないですね。your my 作らなくては。」
あの人は、止めた。
あの人「完成させないで。ずっとそばにいて欲しい。」
私は、悲しくなり、下を向いてしまった。
私「貴方のそばにずっといたい。いさせてくださいませんか?」
あの人「顔を覚えて。」
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なぜあの時話した言葉を今も歌っていらっしゃいますか。
あの人は、ただ私をめちゃくちゃにしたかっただけなはず。
あの人「身体、目当てだった。」とさえ言っていた。
だから「触らないで!」と逃げようとした。
両手を力一杯捕まれ、私は倒れた。
私は「私に気持ちがないならば、何もしないで!角松さんの曲は作るから、やめて。」と叫んだ。
それなのに、あの人はなぜ・・・?
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あの人「一度だけだと自分に言い聞かせていた。ふと君の顔と声が、忘れられない。」
私は、キョトンとしてしまった。
私「私の顔は、どこでもいますからね。よく似た人を見たのでしょうね。」
あの人「手を貸してください。」
私「えっ?あっ。こちらで良いですか?」
あの人「指。僕の口に入れて良い?」
私「汚れますから、洗います。」
あの人「良い。僕の指を君の口に入れて良い?」
私「貴方の指が汚れます。」
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あの人の指が、私の唇を触った。
あの人「顔を触って良い?」
私「はい。」
あの人「キスだよ。」
私「愛してる。」
私は、身体をあの人に任せた。
私「貴方を一生、愛している。」
私から服と下着を脱いだ。
あの人「裸も綺麗だ。毎日、抱きたくなる。こんな綺麗な君を抱けて、幸せだ。」
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あの人「どこにも行かないで。」
私「行かないわ。貴方が嫌と言うまで、私は行かないわ。」
あの人から首を絞められた。
あの人「君をこうすれば、一生、僕のもの。」
私「愛している貴方に殺されたら、私。幸せです。」
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あの人「なぜ君は?」
私「貴方に逢えた。貴方を愛してるから、貴方に抱かれながら死んだら、幸せです。」
あの人「紀江…。僕は君を愛してる。」
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抱かれて目覚めた時、あの人の顔が目の前にあった。
あの人を起こさないように服を着ようとした。
あの人が目覚めた。
あの人「どこにも行かないで欲しい。」
私「あの…起こしてごめんなさい。」
あの人「僕のそばにいて。」
私「私。身体…自信ない。」
あの人「抱かれている君は、もっと綺麗だよ。」
私は、震えてしまった。
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あの人「震えているね。可愛い。」
私「愛していないならば、抱かないで。貴方を満足にさせられない。」
あの人「君を抱いていると、幸せになる。忘れられない。」
私「私のことは忘れないで。」
また抱き合った。
何時間も愛し合った。
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