自由民主党 | 自民党 (政党総合スレ)-2
・総理大臣を最も多く出した政党
>>157
連記制含む「新中選挙区制」提唱 自民・河野洋平元総裁インタビュー
2023年08月12日07時12分
自民党の長期政権が続いた「５５年体制」の崩壊から８月９日で３０年を迎えた。野党自民党の総裁として、非自民細川連立政権と渡り合い、自社さ連立で政権復帰を実現した河野洋平氏に、日本政治の現状について聞いた。
―１９９３年の政権交代の意義とは。
権力は代わり得る方がいい。長く続けば腐敗する。（当時の自民党政権は）緊張感や高揚感がだんだん薄れ、政権の座にいることが当たり前になり、意欲が少し薄れてきていた。金権スキャンダルも重なり、政権がつぶれた。とても残念な思いがした。しかし、代わったことの意味はあった。
―９３年の衆院選敗北後、党総裁に就任した。
最初は細川護熙首相の支持率がものすごく高かった。細川氏を批判すると世論からたたかれる状況で、どこから攻めるか手掛かりを探すのはとても難しかった。そういう状況の中で連立政権の側がうまくいかなくなった。
連記制含む「新中選挙区制」提唱 自民・河野洋平元総裁インタビュー
2023年08月12日07時12分
自民党の長期政権が続いた「５５年体制」の崩壊から８月９日で３０年を迎えた。野党自民党の総裁として、非自民細川連立政権と渡り合い、自社さ連立で政権復帰を実現した河野洋平氏に、日本政治の現状について聞いた。
―１９９３年の政権交代の意義とは。
権力は代わり得る方がいい。長く続けば腐敗する。（当時の自民党政権は）緊張感や高揚感がだんだん薄れ、政権の座にいることが当たり前になり、意欲が少し薄れてきていた。金権スキャンダルも重なり、政権がつぶれた。とても残念な思いがした。しかし、代わったことの意味はあった。
―９３年の衆院選敗北後、党総裁に就任した。
最初は細川護熙首相の支持率がものすごく高かった。細川氏を批判すると世論からたたかれる状況で、どこから攻めるか手掛かりを探すのはとても難しかった。そういう状況の中で連立政権の側がうまくいかなくなった。
196 への返信コメント(5件)
>>196
―自身の首相就任にこだわらず、社会党委員長だった村山富市氏を担いだ。
大きい方が譲歩しなければまとまらない。それに村山氏はとても信頼できる立派な人だ。単に政権に復帰するためではなく、担ぐことが国のためになると思った。
―２度の非自民政権が長続きしなかった理由は。
強いて言えば非自民の政党は体質的に脆弱だ。きちんとした地盤がない。政党は選挙に強いことが絶対的な条件だ。野党が勝つときはいつも風が吹いて勝つ。自民党は地盤が圧倒的に強い。盆踊りでも、一緒に踊るだけでなく、やぐらを組み立てる時から手伝う。政権を目指す野党は１０年計画、２０年計画を立てる必要がある。
―立憲民主党など野党には何が必要か。
野党は徹底的に反対しなければ駄目だ。そうでなければ議会制民主主義が健全に動かない。与党は（霞が関という）巨大組織を持っている。それに対し、たった何十人では対案など出せるはずがない。先の通常国会でも、防衛予算（増額）に徹底的に反対しなければいけなかった。体を張ってつぶしにいかなければ、国民の支持は得られない。
―自身の首相就任にこだわらず、社会党委員長だった村山富市氏を担いだ。
大きい方が譲歩しなければまとまらない。それに村山氏はとても信頼できる立派な人だ。単に政権に復帰するためではなく、担ぐことが国のためになると思った。
―２度の非自民政権が長続きしなかった理由は。
強いて言えば非自民の政党は体質的に脆弱だ。きちんとした地盤がない。政党は選挙に強いことが絶対的な条件だ。野党が勝つときはいつも風が吹いて勝つ。自民党は地盤が圧倒的に強い。盆踊りでも、一緒に踊るだけでなく、やぐらを組み立てる時から手伝う。政権を目指す野党は１０年計画、２０年計画を立てる必要がある。
―立憲民主党など野党には何が必要か。
野党は徹底的に反対しなければ駄目だ。そうでなければ議会制民主主義が健全に動かない。与党は（霞が関という）巨大組織を持っている。それに対し、たった何十人では対案など出せるはずがない。先の通常国会でも、防衛予算（増額）に徹底的に反対しなければいけなかった。体を張ってつぶしにいかなければ、国民の支持は得られない。
>>196
―日本維新の会が勢力を伸ばしている。
あれは一つの生き方だ。戦略的には非常にいい。ただ、「第２自民党」と言ったら野党ではない。今の自民党があれだけ右に寄ったら、左に立たなければ駄目。自民党の右側にスペースはない。
―野党共闘の見通しは立っていない。
立民の小沢一郎衆院議員が言っている通り（野党候補を）一本にすれば勝てる。ばらばらなら勝てない。一本化したくないと言うのは利敵行為だ。
―自公連立政権の現状は。
自民党が憲法（の理念）から外れれば反対し、防衛政策で踏み込めば反対する公明党の存在は極めて重要だ。公明党がいなくなれば自民党はどっと右に行く。ただ、公明党が自民党と一緒に右に行くなら、いない方がいい。公明党は丸くならず、コンペイトーみたいにとげがあった方がいい。初心を思い出しながらやってもらいたい。
―日本維新の会が勢力を伸ばしている。
あれは一つの生き方だ。戦略的には非常にいい。ただ、「第２自民党」と言ったら野党ではない。今の自民党があれだけ右に寄ったら、左に立たなければ駄目。自民党の右側にスペースはない。
―野党共闘の見通しは立っていない。
立民の小沢一郎衆院議員が言っている通り（野党候補を）一本にすれば勝てる。ばらばらなら勝てない。一本化したくないと言うのは利敵行為だ。
―自公連立政権の現状は。
自民党が憲法（の理念）から外れれば反対し、防衛政策で踏み込めば反対する公明党の存在は極めて重要だ。公明党がいなくなれば自民党はどっと右に行く。ただ、公明党が自民党と一緒に右に行くなら、いない方がいい。公明党は丸くならず、コンペイトーみたいにとげがあった方がいい。初心を思い出しながらやってもらいたい。
️>>196
―衆院小選挙区比例代表並立制の問題点は。
選挙制度は不断のチェックが必要だ。今の制度にはあまり賛成ではない。制度導入を決めた僕が反対するのはおかしいが。あの時は小選挙区制を採らないと言えば、自民党は分裂した。世論の袋だたきに遭って、党の存立は難しくなっていた。落としどころはそこしかなかった。
―どう変えればいいか。
やはり１人しか（当選者を）出せない制度は駄目だ。１人しか出せないと、女性議員はなかなか増えない。複数当選で男も通るけど女も通るという制度にしないといいバランスにならない。一番簡単なのは中選挙区制にし、（複数の候補に投票できる）連記制にすることだ。新しい中選挙区制度だ。全国を全部３人（の中選挙）区にするなどすればいい。
―中選挙区制で政権交代が難しくなる側面は。
ない。自民党がつぶれたのは選挙制度とは関係ない。
―衆院小選挙区比例代表並立制の問題点は。
選挙制度は不断のチェックが必要だ。今の制度にはあまり賛成ではない。制度導入を決めた僕が反対するのはおかしいが。あの時は小選挙区制を採らないと言えば、自民党は分裂した。世論の袋だたきに遭って、党の存立は難しくなっていた。落としどころはそこしかなかった。
―どう変えればいいか。
やはり１人しか（当選者を）出せない制度は駄目だ。１人しか出せないと、女性議員はなかなか増えない。複数当選で男も通るけど女も通るという制度にしないといいバランスにならない。一番簡単なのは中選挙区制にし、（複数の候補に投票できる）連記制にすることだ。新しい中選挙区制度だ。全国を全部３人（の中選挙）区にするなどすればいい。
―中選挙区制で政権交代が難しくなる側面は。
ない。自民党がつぶれたのは選挙制度とは関係ない。
>>196
自民党総裁の真意は…／「失敗だった」今の政治に必要なものとは？【9月12日（火）#報道1930】
『あす政権浮揚かけ岸田内閣改造へ 河野洋平×細川護熙…政治改革30年を問う』
▽内閣改造の「目玉」は
▽政治改革30年後の懺悔…河野氏、細川氏に直撃
▽「政権交代可能な二大政党制」は幻影だったか
自民党総裁の真意は…／「失敗だった」今の政治に必要なものとは？【9月12日（火）#報道1930】
『あす政権浮揚かけ岸田内閣改造へ 河野洋平×細川護熙…政治改革30年を問う』
▽内閣改造の「目玉」は
▽政治改革30年後の懺悔…河野氏、細川氏に直撃
▽「政権交代可能な二大政党制」は幻影だったか
>>782>>196>>157
劣化招いた小選挙区制 元さきがけ代表代行 田中秀征氏【選挙制度改革の残像】
2023.1.30
選挙制度改革の決着劇を思い出します。政府提出の政治改革関連法案は衆院を通過したものの、参院では社会党などの反対で否決され、廃案の土壇場で細川護熙首相と河野洋平自民党総裁とのトップ会談が開かれたのです。
首相特別補佐だった私は総理執務室で固唾をのんで行方を見守っていましたが、一瞬にして結論が出てしまった。細川さんが何らかのごり押しで自民党案をほぼ丸のみさせられたのでしょう。
私が関わった政府案は、小選挙区については自民党案と同じですが、比例代表を全国区にしていました。自民党案は、これを１１ブロックにしてしまいました。
政府案なら、環境や反原発グループでも１０から３０くらいの議席を得られる。スケールの大きい、いい人材だって出てこられたでしょう。自民党案では、そうはいかない。
私は「これではだめだ。既成政治家が優遇されて日本は立ちゆかない」と思い、背筋が寒くなりました。
劣化招いた小選挙区制 元さきがけ代表代行 田中秀征氏【選挙制度改革の残像】
2023.1.30
選挙制度改革の決着劇を思い出します。政府提出の政治改革関連法案は衆院を通過したものの、参院では社会党などの反対で否決され、廃案の土壇場で細川護熙首相と河野洋平自民党総裁とのトップ会談が開かれたのです。
首相特別補佐だった私は総理執務室で固唾をのんで行方を見守っていましたが、一瞬にして結論が出てしまった。細川さんが何らかのごり押しで自民党案をほぼ丸のみさせられたのでしょう。
私が関わった政府案は、小選挙区については自民党案と同じですが、比例代表を全国区にしていました。自民党案は、これを１１ブロックにしてしまいました。
政府案なら、環境や反原発グループでも１０から３０くらいの議席を得られる。スケールの大きい、いい人材だって出てこられたでしょう。自民党案では、そうはいかない。
私は「これではだめだ。既成政治家が優遇されて日本は立ちゆかない」と思い、背筋が寒くなりました。
