>>271
さらに自民党県連に気を揉ませているのが最終的に支部長を決める権限を党本部が持っていることです。北九州市長選挙では自民党の麻生太郎副総裁が県連が選んだ候補の推薦への署名に応じず憶測を呼びました。
県連の原口会長からは、８月９日、自民党本部を牽制するような発言もでています。

　自民党福岡県連　原口剣生会長「党本部で決まっていくのであれば地方の県連、こういったものは今後いろんなお考えを提起してもそれが通らないという形になるのは残念ですから、党本部としても私たちの思い、これについてはちゃんとした形の中で受け入れて頂くだろうと考えております」

　西南学院大学法学部　鵜飼健史教授「公募自体に関しては民主主義のあり方をできるだけ積み重ねるという意味では評価できる。そうしたものを覆すような決定が仮にあるとするならば、私たち有権者が、その手続き自体に対して民主主義的な正当性があるかどうか判断を問われます」

福岡９区と福岡１０区、ともに議席奪還を目指し党員投票で一致結束を狙った自民党県連ですが思惑通りにはいかなかったようです。党本部がどういう判断をしても保守分裂は避けられない状況です。

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【衆院福岡９区】大家参院議員に「推薦状」　北九州市議会の自民系最大会派　党本部は誰を公認？
9/1(金) 14:57

北九州市議会の最大会派が、大家敏志参院議員に推薦状を渡しました。
９月１日午前、北九州市議会の自民党系・最大会派、「自民党・無所属の会」は、市議会を訪れた大家敏志参議院議員に推薦状を手渡しました。大家議員は、自民党の衆議院議員が不在の福岡９区に立候補を表明していて、今年７月、自民党福岡県連から候補者として内定を受けています。しかし、所属する派閥のトップ、麻生太郎副総裁から出馬への理解を得ることができておらず、福岡県連の内定から１カ月以上が経った今も党本部から公認が出ていない状況です。

　自民党　大家敏志参院議員「全部思い通りにいったら、楽なことはない。自分の中では、よくあること、いつか通った道という思い」

衆院福岡９区には、福岡県連が実施した党員投票で大家議員に大差で敗れた北九州市の三原朝利市議も出馬に意欲を示しています。保守分裂を回避し、議席を取り戻すことができるのか。党本部の「公認選び」に注目が集まっています。