国債発行には節度が必要、あの国危ないと思われれば金利上昇＝麻生自民副総裁
2023年9月6日午後 4:34

◆麻生太郎 自由民主党副総裁による特別講義「経済と日本の未来」【N/S高 政治部】

https://www.youtube.com/live/PnF0RiNRNp8?si=UCQT3Newakp3rv4K
　
自民党の麻生太郎副総裁は６日、角川ドワンゴが運営する通信制高校で講演し、やみくもな国債発行を行なえば「あの国は危ないと思われ、通貨価値が下がり金利が上昇する」と指摘し、「節度が必要」と述べた。

日本国債は全て自国通貨建てで売買されており、債務残高増大によって「急に大騒ぎになることはない」とも述べた。

足元の円安の主な理由は「米国の金利上昇」と指摘し、２国間の金利差が３％以上拡大すれば通貨は下落すると説明。「日本の財政政策がおかしいからではない」との見方を示した。

少子化・人手不足の対応手段としては「外国人労働者（の採用を）もう少し前向きに検討してもおかしくない」と述べた。また、同一労働においては外国人も日本人の待遇と同一であるべきとの見解を示した。

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　麻生副総裁は、優秀な学生が省庁への就職を敬遠し起業を選択していると指摘し、「その中から、これからの日本を背負って立つ企業が現れてほしい」と述べた。

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麻生氏、連合と「共闘」成果強調　国民民主党との連立論くすぶる
2023/09/06/19:10

　自民党の麻生太郎副総裁は６日、東京都内で講演し、高水準の賃上げが実現した今年の春闘に関し、岸田政権と連合による「共闘」成果だとの認識を示した。「連合の芳野友子会長が自民党と一緒に取り組んだ結果、３・５８％まで上がった」と述べた。自民内には連合が推す国民民主党との連立論がくすぶっている。

　春闘では、連合が５％程度の賃上げ要求を掲げ、政府も経済界に大幅な賃上げを要請、２９年ぶりに３％台を達成した。麻生氏は「一つの流れとして、変化が出てきている」と手応えを強調した。物価上昇に合わせ、給料も引き上げるべきだとし「従業員の幸せを考えないと長期的に経営は成り立たない」とも語った。

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自民・麻生副総裁「岸田内閣の新しい資本主義、まだ試行錯誤の段階」
9/6(水) 20:00

■自民党・麻生太郎副総裁（発言録）

　企業の利益は、株主に配当、給料をはらう、設備投資をする、に分けられる。問題は、さらにどうするか。今、M＆A（企業の合併・買収）に向かっていますでしょ。合法的な話なんだから否定しない。だけどその金、本来は従業員の給料にもっと払われてしかるべきだったんじゃねえのかとかいろんな発想を考えていかないと。企業っていうものは本来、ただただ大きくなればいいだけか。あらかじめちゃんと（労働）組合と社員と、しかるべき対話をしていくということが長期的にものをみている経営者じゃないか。そういったことをあらかじめみておかないと日本の経済、資本主義ってものがおかしなことになりゃせんかな。

　岸田内閣のもとで「新しい資本主義」という言葉が出てきています。「官民連携で成長産業を」というような話をするとか、人への投資を長期的な観点から考えるべきだとか、有価証券報告書のあり方などを含めてやってきつつある。まだ試行錯誤の段階かなと思いますけどね、今は。（角川ドワンゴ特別講義）