569 >>562 こうなると、公明党としては国交相ポストは手放せなくなる。山口代表の冒頭の発言の背景には、そのような事情がある。 自民党内からは「国交相をいつまでも公明党に譲るのはおかしい」として、8〜9月の内閣改造で奪還を目指す動きが出始めた。東京の選挙区調整をめぐって自公対立が激化したことを契機に、自公連立解消論が自民党右派など一部で広がっていることも、このような動きを後押ししている。 一方、自公対立の激化で選挙地盤の弱い自民党若手を中心に「公明党の推薦を得られなければ小選挙区で勝てない」との不安が広がった。 公明党の要求を突っぱねて国交相ポストを奪い返せば、自公関係はさらに悪化し次の衆院選に影響しかねない。自民党内の大勢は「公明党とはケンカせず」である。今の自民党若手には巨大公共事業の利権など縁のない話で、国交相ポストにさほどの魅力を感じていないのだろう。 公明党はかつて「平和の党」「福祉の党」を売りにしていたが、自公連立が長引くなかで自民党に歩調をあわせる場面が目立つようになった。代わって公共事業利権をがっちり抑え、その内実は「公共事業の党」に変質したといえるかもしれない。 匿名さん2023/07/22 11:24