422 >>419 剣道七段の国会議員 “20年で部員半減”に危機感 3/17(月) 17日、参議院予算委員会にて、剣道七段の公明党の河野義博議員が「剣道の無形文化財登録」を訴えた。 河野議員は「福岡厚生労働大臣は大学の剣道部の先輩でございまして、今日通告しておりませんでしたので、来られないかなと思ってこの質問入れてみました。(出席した)大臣には聞きませんので大丈夫です」と前置くと国会では笑顔が広がった。 続けて河野議員は「剣道は、剣の理法の修練による人格形成の道であると位置づけられておりまして、戦国時代、剣道・剣術は人を殺すための技術でありまして、すなわち『殺人剣』でありました。江戸幕府以降、平和な時代が訪れまして、剣道は人を活かす剣『活人剣』へと、技術へと昇華したわけであります。『武士は日常生活は厳格で質素を旨とし才能を磨き、武術に励み、善悪を知り、一旦緩急があれば世のため人のために身を捧げる』ことを学んだと言われています。こうした社会で生まれた武士道の精神は、日本人として心に未だに今生き続けているものだと私は確信をしております」と説明した。 匿名さん2025/03/20 23:462
423 >>422 その上で、剣道の現状について「一方、剣道競技人口の減少は顕著でありまして、全日本剣道連盟の統計によりますと、高校生の剣道部員数は平成15年度には5万8000人であったものが、令和5年度には3万1000人、中学校においても12万2000人が今は6万8000人と、それぞれ20年間で半数近くまで減ってきております。私が子どもの頃に出場していた地元の大会も出場者は半減しており、5人制の団体戦もチームが組めないような状況にもなっておりました。また、剣道の防具、また袴胴着の藍染め、そして竹刀の製造技術の承継も危ぶまれているところであります」と伝え、「日本固有の文化である剣道を世界に広げ、次世代に継承するため、文化財保護法上の無形文化財に登録すべきと考えますが、文部科学大臣の御所見をお聞かせください」と訴えた。 これに対し阿部文部科学大臣は「河野委員におかれましては剣道七段ということでございまして、実は福岡大臣から『僕は五段だけど七段というのは本当に滅多にお持ちの方はいないんだ』と、横でしっかりとお話を聞かせていただきました。 匿名さん2025/03/20 23:47
424 >>422 そうした中でございまして、登録無形文化財の登録に関しましては、保護すべき対象・保護継承されてきた技を特定するとともに、これらの歴史的変遷を明らかにすることがまず求められます。そのために、剣道を登録無形文化財とするかどうかの検討に当たりましては、まずは保護すべき対象などを文化という観点からとらまえた学術的研究を積み重ねる必要がございます。その上にあたって、その議員のご指摘を踏まえまして、無形文化財への登録にあたっては、剣道関係団体等からの求めに応じまして、専門的な見地からの助言をしっかりと行ってまいります」と答えた。 河野議員は「ありがとうございます。剣道七段をいただいておりますが、五段の福岡大臣は学生時代は全日本選手権のベスト8の副キャプテンを務めておられました。私は試合には一度も出たことがございませんでした」と謙遜した。 匿名さん2025/03/20 23:50