
選挙のために共産党と繋がる立憲とは組めないが…国民民主党・玉木代表が著書で語った「野党で政権奪取」の秘策
2025/10/16
26年にわたり続いてきた自公連立政権が崩壊し、政局が目まぐるしく動いている。その中で、最も注目を集めているのが国民民主党の玉木雄一郎代表だ。いったいどのような政権交代の青写真を描いているのか。今年3月に刊行された玉木氏の著書より、一部を紹介する――。
比例復活という制度がなければ、また立憲民主党が比例復活に頼ることがなければ、現在のように野党がバラバラになることもなかったと思っています。
比例があるからみんな、より大きな勢力に移ろうと思うんで、小選挙区制1本だったら選挙区で勝つしかない。四の五の言わずにね。
今の小選挙区と比例の組み合わせの「小選挙区比例代表並立制」は、少数野党の救護策として、もちろん自民党もですけど、中選挙区から小選挙区へ移行するなかで、1996年の衆院選から導入されました。比例と組み合わせて小選挙区と比例代表ブロックはカバーしている範囲も異なるので2人受かったり、また、落選した人が救われる仕組みでもあったわけです。
2025/10/16
26年にわたり続いてきた自公連立政権が崩壊し、政局が目まぐるしく動いている。その中で、最も注目を集めているのが国民民主党の玉木雄一郎代表だ。いったいどのような政権交代の青写真を描いているのか。今年3月に刊行された玉木氏の著書より、一部を紹介する――。
比例復活という制度がなければ、また立憲民主党が比例復活に頼ることがなければ、現在のように野党がバラバラになることもなかったと思っています。
比例があるからみんな、より大きな勢力に移ろうと思うんで、小選挙区制1本だったら選挙区で勝つしかない。四の五の言わずにね。
今の小選挙区と比例の組み合わせの「小選挙区比例代表並立制」は、少数野党の救護策として、もちろん自民党もですけど、中選挙区から小選挙区へ移行するなかで、1996年の衆院選から導入されました。比例と組み合わせて小選挙区と比例代表ブロックはカバーしている範囲も異なるので2人受かったり、また、落選した人が救われる仕組みでもあったわけです。
047 への返信コメント(4件)

>>47
小選挙区のみだと、51%で当選した候補者に対し、49%で落選した候補者の得票は「死に票」となってしまう。49%の民意を反映する意味で、比例復活には意味があります。
ところが、その弊害も大きかった。野党の現職や候補者のなかには、どうやったら比例復活するんだとか、🔻最初から小選挙区で勝つ気がない議員が生まれてしまった。これが一番大きな問題で、野党を弱くしましたよね。
だから今後は、政治資金規正法の再改正とともに、公職選挙法の改正、そしてその先に選挙制度改革が必要なんです。
選挙制度改革は、完全小選挙区にするか、あるいは新たな中選挙区にするかのどちらかだと思っています。
連記制中選挙区制度にするようなことは、民主党政権の末期にも私も検討したことがありましたし、協議したことがあります。自民党の園田博之元官房副長官がまだご存命の時で、議論した経緯もありました。
小選挙区のみだと、51%で当選した候補者に対し、49%で落選した候補者の得票は「死に票」となってしまう。49%の民意を反映する意味で、比例復活には意味があります。
ところが、その弊害も大きかった。野党の現職や候補者のなかには、どうやったら比例復活するんだとか、🔻最初から小選挙区で勝つ気がない議員が生まれてしまった。これが一番大きな問題で、野党を弱くしましたよね。
だから今後は、政治資金規正法の再改正とともに、公職選挙法の改正、そしてその先に選挙制度改革が必要なんです。
選挙制度改革は、完全小選挙区にするか、あるいは新たな中選挙区にするかのどちらかだと思っています。
連記制中選挙区制度にするようなことは、民主党政権の末期にも私も検討したことがありましたし、協議したことがあります。自民党の園田博之元官房副長官がまだご存命の時で、議論した経緯もありました。
>>47
公明排除で国民民主も一緒に廃棄されますか?
公明排除で国民民主も一緒に廃棄されますか?

>>47
連記制というのは、3人区の中選挙区で7人立候補者がいたとします。自民党から2人、公明党1人、野党は4人とでもしましょうか。自民党のAさんはいいけれど、Bさんは信じられない。野党のCさんの主張はいいけど、他の野党候補は心許こころもとない。となれば、AさんとCさんの2人の名前を書くといった具合で、人物評価ができる仕組みです。
小選挙区というのは、結局その党の看板で選んでしまいます。その弊害としては、政治家として相応しくない人も当選させてしまう可能性があります。党に公認さえされれば人物評価されずに当選してしまうことがあるのです。
完全小選挙区にするのだったら、与党も野党も党内予備選のルールを定めることが大事だと思います。そうしないと、たとえ公募で選んだ候補者だとしても、実はとんでもない人だったということがあり得るからです。しかも一度勝ってバッジを付けてしまうと代えにくくなる。既得権益になってしまいますからね。
連記制というのは、3人区の中選挙区で7人立候補者がいたとします。自民党から2人、公明党1人、野党は4人とでもしましょうか。自民党のAさんはいいけれど、Bさんは信じられない。野党のCさんの主張はいいけど、他の野党候補は心許こころもとない。となれば、AさんとCさんの2人の名前を書くといった具合で、人物評価ができる仕組みです。
小選挙区というのは、結局その党の看板で選んでしまいます。その弊害としては、政治家として相応しくない人も当選させてしまう可能性があります。党に公認さえされれば人物評価されずに当選してしまうことがあるのです。
完全小選挙区にするのだったら、与党も野党も党内予備選のルールを定めることが大事だと思います。そうしないと、たとえ公募で選んだ候補者だとしても、実はとんでもない人だったということがあり得るからです。しかも一度勝ってバッジを付けてしまうと代えにくくなる。既得権益になってしまいますからね。

>>47
次に選挙をしたら我々の党の議席は増えると思います。若い人材も手を挙げてきているので心配はしていません。ただ、一気に政権を獲れるかというと、まだ力不足は否めないので、それをどうしていくかということになるでしょう。戦略的な取り組みが必要になってくる。
そのためには、時代も変わってきているから、支援団体となっている🔻連合も変わらなければいけない。新しい時代を彩る政治は政治家しか決められない。なので、政治家、政党が決めたら、それが連合の大きな方針に反していない限り認めてほしいし、付いてきてほしいと言っています。
と言うのも、連合が政治判断できるわけではないですから。特に今、変化の時代ですから、時代をリードするのは常に政治家であり政党です。我々が決断しない限り、連合がどうこう言っても政治判断の主体ではない。そのことは芳野友子会長もよく分かってくれています。
働く者や生活者を第一に考え、左右の全体主義には陥らない中道路線をきちんと踏んでさえいれば、我々が決断した政治判断には理解と協力をしてほしいと常々言っているんです。
次に選挙をしたら我々の党の議席は増えると思います。若い人材も手を挙げてきているので心配はしていません。ただ、一気に政権を獲れるかというと、まだ力不足は否めないので、それをどうしていくかということになるでしょう。戦略的な取り組みが必要になってくる。
そのためには、時代も変わってきているから、支援団体となっている🔻連合も変わらなければいけない。新しい時代を彩る政治は政治家しか決められない。なので、政治家、政党が決めたら、それが連合の大きな方針に反していない限り認めてほしいし、付いてきてほしいと言っています。
と言うのも、連合が政治判断できるわけではないですから。特に今、変化の時代ですから、時代をリードするのは常に政治家であり政党です。我々が決断しない限り、連合がどうこう言っても政治判断の主体ではない。そのことは芳野友子会長もよく分かってくれています。
働く者や生活者を第一に考え、左右の全体主義には陥らない中道路線をきちんと踏んでさえいれば、我々が決断した政治判断には理解と協力をしてほしいと常々言っているんです。
