「ホームタウン構想」白紙撤回へ　参政・神谷氏「移民争点に選挙を」、立民・米山氏は批判
2025/9/25

国際協力機構（JICA）がアフリカ諸国との人的交流事業「ホームタウン構想」を白紙撤回する方向で調整に入ったことを受け、25日のX（旧ツイッター）には、国会議員らのコメントが相次いで投稿された。

「日本人ファースト」を掲げ参院選で躍進した参政党の神谷宗幣代表は「政府が進めてきた移民政策に国民は反対しているということがよくわかった」と指摘した。さらに、「移民政策をどうするかを争点にして選挙をやろう」と投稿した。衆院選が念頭にあるとみられる。

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一方、多文化共生社会を訴えてきた立憲民主党の米山隆一衆院議員は「こう言う腰の座らない対応はネット上の排外主義を勢いづけるだけで、政府の覚悟と工夫の無さが嘆かれる」と批判した。「私ならきちんと説明した上で、例えば名前を『JICAアフリカ・心のホームタウン計画』に改称するとかで計画通り実行する」と強調した。

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外国人問題について国会で政府を追及していた柳ケ瀬裕文元参院議員は「撤回で良い」としたが、「『アフリカから人材受け入れを促進する』という方針は変わらないので、注視が必要だ」と引き続き警戒していた。

自民党の松本尚外務政務官は「修正をしているにもかかわらず、誤った情報を拡散され、騒ぎ立てられ、関係自治体の職員が通常業務をできないまでの事態になってしまうと、このような判断をせざるを得なくなった」と説明。「この決定がこれまでの人的・文化的交流に、また更に促進していくことにもなんら影響は及ぶものではない」と投稿した。